コラム

今だから爆笑！我が子の「イヤイヤ期」エピソード

更新日：2017.10.27

子どもが2～3歳の時に必ずやってくる「イヤイヤ期」。英語では「terrible twos（魔の2歳児）」ともいうそうで、親が手を焼くのは万国共通のようです。そんなイヤイヤ期の、今では笑ってしまう面白エピソードを、子どもを持つ主婦の方々に聞いてみました。「あ～、ある、ある」とうなずいてしまう体験談が満載です。

大好きなものにも「イヤ」!

・「イヤイヤと常に言っているので癖になっていたのか、『お菓子食べる？』という問いかけに『イヤ』と答えて、自分で気づいてハッとした顔をしていました」（33歳・専業主婦）

・「なんでもイヤと返される時期があった。ある日いつものようにイヤイヤ言っていたが、自分がほしかったおもちゃも勢いでイヤと言ってしまい、私に取り上げられる。でもプライドがあるのか、私が『本当にいらないの？』と聞き返すも、かたくなにイヤと返し、自分自身にイラついている姿が笑えた」（36歳・専業主婦）

・「ご飯を食べさせようとするとイヤ～と泣き叫ぶ娘に大好きなウィンナーを焼いてあげたら『ウィンナーイヤ！！』とまた泣き叫び出したので、どーせ食べるでしょと思いながら見ていたら、祖父が『ウィンナー嫌いなのか』と言いながら娘のウィンナーを食べてしまい大号泣でした」（27歳・専業主婦）

「イヤ」が暴走しすぎて、大好きなものに「イヤ」を言ってしまった子どもたち。ハッと気づいたときにはもう遅く微妙な空気に……。子ども自身も失敗したのがわかっているのが、笑えます。

あっぱれ！　一枚上手の駄々っ子たち

・「イヤイヤ期で思い通りにならないと、勢いよくドンッと寝転がって大泣きするのですが、道路だと勢いよく倒れると痛いのが分かっているので、周りを確認して、ゆっくりと寝転がり泣き始めること」（27歳・パート）

・「男女の兄妹でその子達が5才・3才の時、反省してもらおうと廊下に出したことがありました。最初は泣いていましたが、少しすると静かに。が、何やらごそごそ音がするので30分ほど様子見。もう反省したかな？と扉を開けると、階段・廊下の壁一面に油性マジックで落書きが！　今でも残ってます」（36歳・派遣社員）

イヤイヤをしつけようと厳しくしたのに、まったく効果のない子どもたち。子どもって、結構、周囲の状況を見ていますよね。これは将来、大物になるかも!

イヤイヤ期の奇抜ファッション

・「なんでもイヤイヤでひどい反抗期だった時。私が注意しても聞かず、下着、洋服、靴下に至るまで全てを後ろ前に着ていました。もう最後は好きにさせてあげました。晴れの日は長靴、雨の日は普通の靴を履いてました」（41歳・専業主婦）

・「公園に行こうとしたら、キッチンからザルを持ってきて帽子みたいに被っていくと聞かなかったことが…。もう好きにして！」（36歳・専業主婦）

・「娘が2歳前後の頃、親が選ぶ服は全部イヤイヤ。こだわりがあるようでいつもチグハグな服装でした。晴れても晴れていなくても傘と長靴は定番でした」（44歳・専業主婦）

・「我が家の娘は2歳の頃より3歳位のほうがひどいイヤイヤで、とくにその日に着る服のことでもめない日はなかったほど。ズボンは嫌だ、スカートがいい、でもこのスカートじゃいやだと、出かける前にひと悶着。『じゃあ、なにも着ないで出かけなさい！』とつい怒鳴ってしまったら、本当にパンツ一丁で靴を履き始めた」（40歳・専業主婦）

・「息子が３歳でパンツトレーニングの頃、とにかくパンツをはくのが嫌で、Tシャツや靴下はお気に入りのキャラクターのものを用意すれば喜んで履くのに、パンツだけは何をしても履かなかった。その結果、お出かけの際にはパンツ履かずにズボン履いてというノーパンスタイルだった」（40歳・専業主婦）

・「服を脱ぐのもイヤ、着るのもイヤ、というのでオムツにタオルを巻いて仙人みたいな恰好で外出したことがあります」（27歳・専業主婦）

イヤイヤ期には服を着せるのもひと苦労。結果、チグハグファッションやノーパン、あげくはタオルを巻いただけの仙人ルックに……。晴れの日でも長靴と傘、はイヤイヤ期の定番ですよね。今では懐かしいファッションの数々です。

今では信じられない思い出……

・「今は食欲旺盛に育ってくれましたが、１歳の誕生日を迎えた当時は出す食事のほとんどがイヤイヤで、白ご飯・イチゴ・たくあん・プチダノンヨーグルトしか食べてくれず数ヶ月悩んだことがあります。この４種類で栄養を補っていたなんて今考えても信じられません」（38歳・専業主婦）

・「うちの娘は寝るのがとにかく嫌で、寝なさいと言うと眠くない!と言い張り、寝かしつけは抱っこ。抱っこがきつい時は車でドライブしながらお昼寝。今では、全く起きませんが……」（41歳・契約社員）

・「娘のイヤイヤ期は２歳半から３歳でした。特にカメラを向けられるのを嫌がって、その時期の写真や動画は全部、涙と鼻水でドロドロの顔ばかりです。一人で大きくなったような顔をしていますが、親がどれだけ苦労したか、しっかり証拠映像が残ってます。結婚式で上映してやる」（48歳・専業主婦）

振り返ればよく育ったものだ、と思うイヤイヤ期の記憶。どんなにイヤイヤしていても、子どもって成長するものですよね。大きくなったら、親の苦労も察して欲しい！

今では笑い話にしかならない、イヤイヤ期のエピソード。いまイヤイヤ期のお子さんを持つお母さんは実感をもって、通り過ぎたお母さんはしみじみと懐かしく感じたのではないでしょうか？　誰もが通り過ぎるイヤイヤ期。大変だけれども、親子の絆を作る大切な時期なのかもしれませんね。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

写真© takke_mei - Fotolia.com
写真© ☆天道虫 - Fotolia.com

Profile吉田直子

元・フリー編集者。出産後は２人の男の子を育てながら、ライターとして活動。生活系の執筆のほか、書評、映画評など。近著は『キャラクターを知れば源氏がわかる！　登場人物で読む源氏物語』（KADOKAWA / 富士見書房）。

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