コラム

静電気で髪がボサボサ?! 秋冬の乾燥期にするべき対策とは？

更新日：2017.10.27

秋から冬にかけて空気が乾燥する季節。さらにこの時期はイヤ～な「静電気」も起こりやすく、髪が広がってまとまりが悪いってこともよくありますよね。
でも大丈夫！乾燥時期に“するべきケア”をしていれば、静電気が原因で起きる髪のトラブルを回避することができます。

秋冬に静電気が発生しやすい理由とは

秋から冬にかけて静電気が発生しやすい原因は「空気の乾燥」にあります。空気が乾燥すると、髪の中にある水分は、空気中へ出て行こうとするため、当然、髪の中の水分が少なくなります。

また肌や髪には、目には見えない「調和の取れた電気バランス」が存在していると言われています。この調和が保たれている状態では広がったりすることはほとんどありません。
ところが、カラーやパーマ、過度なブラッシングなどにより髪にダメージが起きると、このバランスが崩れてしまいます。それでなくても、マフラーやコートに髪が擦れただけで、少しこのバランスが乱れます。

崩れた電気バランスを修復するために、水分が大事な役割を果たすのですが、秋冬は空気が乾燥しているため、髪の水分が空気中に出ていく上に、空気中から水分を取り込めない状態なので、電気バランスが壊れたまま「静電気」となって髪に広がりやまとまらない現象を生むのです。

自宅や職場でできる髪の静電気対策

◎シャンプー後にトリートメントをしっかりと
他の季節より空気中の水分が少ないこの時期は、リンスやコンディショナーよりも、“しっとり仕上がるトリートメント”がオススメです！栄養をたっぷり髪に与えるのはもちろんの事、しっとり仕上がるということは「油分」も少し多めに入っていますので、髪内部の水分を留めることにつながります。

シャンプー後、手で握って水気を取り、髪の中間から毛先にたっぷりと揉みこんで、そのままタオルで包んで５分ほど時間をおいてください。トリートメントをつけてすぐ流してしまっては効果はありません。髪に定着させるため、しばらく時間をおくのがポイントです。

根元付近はダメージが少ない＝電気バランスの乱れがほぼないので、トリートメントはつけなくてもOKですが、もしつけたい場合は、手に残ったトリートメントをサッとなじませる程度にしましょう。

◎ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントを
お風呂を出たら、ドライヤー前に髪の中間から毛先にかけて、洗い流さないトリートメントを適量つけます。これもしっとり効果のあるものが、乾燥時期にはオススメです！

タオルで髪の水分をしっかり取ってから、つけるようにしましょう。タオルで拭く時も洗い流さないトリートメントをなじませる時も、気をつけてほしいのは絶対に擦らないこと。
タオルは髪を握るようにして水分を絞り出し、トリートメントは髪の中間から毛先へ向かって一定方向へ優しくなじませるのがベストです。

◎ドライヤーで毛先までしっかり乾かす
半乾きの方が髪に水分残るのではと思うかもしれませんが、実は違うんです。
髪の表面にはキューティクルという鱗のようなものが敷き詰められています。これは髪が濡れると開き、乾くと閉じるという習性があります。半乾き状態ではキューティクルの閉じ方が中途半端になり、その隙間から後々水分が余計に出ていってしまうことになります。
仕上げに、少し引っ張りながら乾かすことで、よりしっかりキューティクルが閉じて、ツヤとまとまりもUPします！

◎加湿器を使う
職場でできる対策としては「加湿器」。どちらかというと風邪をひかないために使うといったイメージですが、空気中に水分が増えればこの時期の髪にも効果ありです！暖房の効いた職場は、まさに水のない「砂漠」といったところ。空気に潤いなんてほとんどありません。かなりの確率で、髪が広がったりまとまりが効かなくなります！
職場環境によりますが、広さに見合った加湿器があると望ましいですね。

静電気を抑えるお役立ちアイテム

◎外出先で
それは「ハンドクリーム」です。トリートメントはあまり持ち歩きませんが、ハンドクリームなら手軽に持ち歩けますね！手にクリームをなじませたついでに、パサつく毛先に薄くつけてあげれば、手も毛先も潤います。毛先のまとまりも意外と持続しますので、とても便利なアイテムになります。

◎自宅で
１つは「木製のブラシ」です。通常のナイロンやプラスチック製のブラシで髪をとかすと、静電気が起きやすいのですが、木製のブラシは静電気をほとんど生みません。少し値段は高いですが、何年も使えますので、買い換えてみるのもアリです！

もう１つは「シルク」です。これを枕カバーとして使用するのがおススメ。通常の枕カバーは、寝ている時に髪と擦れ静電気が起きやすいのですが、シルク素材だとツルツルしているので摩擦が少なく静電気が起きにくいのです。
また、シルクは天然素材なので、吸水性が高く静電気がたまりにくいという特性もあります。
朝起きて、静電気で髪がヒドイ・・・は、かなり少なくなるでしょう。

写真　© kei907 - Fotolia.com

ProfileHiro*

美容師をしています。とにかくお客様に喜んでいただくことが大好きで、一人ひとり丁寧に気持ちを込めて仕事をさせていただいております！今日まで約10年間、業界で過ごしてきて、髪・頭皮・肌についての専門知識を豊富に持っています。その専門知識を分かりやすくお伝えし、今後のオシャレに役立つよう記事を書かせていただきます！

編集部ピックアップ

PRJackery（ジャクリ）ポータブル電源が日常使いに便利すぎるワケ。防災グッズの見直し始めませんか？

親が思ってもいないのに「褒めて育てる」は絶対ダメ。簡単で最も効果のある声がけとは

PR『ペントハウス』韓ドラ初心者でもハマる人続出！みんなのリアルな声から分かったおすすめポイント5

「教科書や先生は本当に正しい？」AI時代を生きる子どもたちにゼッタイに必要な経験とは