コラム

ダイエット中も飲みたい！知っておくべき賢いお酒の選び方＆飲み方

更新日：2017.10.27

年末年始にかけて、忘年会に新年会となにかとお酒を飲む機会が増える時期ですね。体重が気になるから控えたいけど、ついつい…という人も多いのではないでしょうか。
今回は、ダイエット中なのに飲み会に行かないといけない人や、体重は気になるけどやっぱりお酒を飲みたい人に向けて、上手なお酒の飲み方を紹介します。

お酒はエンプティカロリー

エンプティカロリーとは、「体内に蓄積されることなく、栄養素をほとんど含んでいないカロリー」のことで、エンプティ＝空っぽのカロリーと呼ばれています。

「お酒はエンプティカロリーだから太らない」聞いたことがある人も多いかもしれません。正確には「“純アルコール”がエンプティカロリー」ということです。
純アルコールは1gがおよそ7calとされていて、うちの7割は代謝で消費されるとされています。体に入ってもすぐに使われて、蓄積されないと言います。だからエンプティカロリーなのですね。お酒を飲むと体がポカポカ温まってくるというのは、お酒のカロリーが代謝に使われているのです。

なら、どうしてお酒を飲むと太ってしまうの？

気をつけなければならないことは、エンプティカロリーとは、純アルコールの場合だということです。
栄養素のない純アルコールであれば太らないのですが、女性に人気のカクテルには砂糖やフルーツジュースなどが含まれていることがありますし、体に良いと言われるワインはブドウから作られ、ときに砂糖を添加しているものもあります。

お酒の造り方も大切なポイント。醸造酒と蒸留酒は、どういった違いがあるかご存知ですか？
醸造酒は原材料を発酵させて造ったお酒で、ワインや日本酒、ビールなどがそれにあたります。
一方で、蒸留酒とは醸造酒を蒸留することで得るお酒です。例えばビールを蒸留させてウイスキー、ワインを蒸留するとブランデー、日本酒は米焼酎になります（正確には、それに近い製品になります。このペアは主原料が同じです）。
蒸留酒は蒸留させていますから、それだけ不純物が少ないということになります。

さらに、太る原因はお酒に限らず、お酒を飲みながら食べるおつまみにもあります。甘辛いものが多く、お酒も進みますし、お酒を飲むともっと食べたくなるものです。

賢いお酒の選び方・飲み方

しかし、いくらエンプティカロリーだからといっても純アルコールを飲むわけにいかないので、不純物が少ない蒸留酒を意識して飲むのも手です。

親しみやすいのが焼酎でしょう。しかし、これも酎ハイとして、ジュースで割ってしまっては意味がありません。何で割るかには注意が必要です。

おすすめは単純なウーロンハイ。冬はお湯割りに梅干を入れても美味しいですね。甘くないソーダ水で割って、好みでレモンやライムを入れてみるのも飲みやすいです。
焼酎はちょっと苦手という方は、最近流行りのウイスキーでハイボールというのはいかがでしょうか。

また、頼むものはお酒だけでなく、水も忘れないようにしてください。お酒はチビチビと楽しむようにして、ゴクゴクといきたいときは、水にしましょう。ダイエットだけでなく、肝臓にも優しい飲み方です。

賢いおつまみの選び方

居酒屋などのおつまみの味が濃いのは、それでお酒がすすむからです。
塩辛いものや味付けの濃いものを食べると、のどが渇いてしまい、お酒が必要以上に進むので気をつけましょう。

調理法にも気をつける必要があります。揚げる、炒める、でなく、「蒸す」「煮る」と料理を選ぶようにします。揚げ餃子よりも蒸し餃子という具合です。てんぷらの盛り合わせよりシーフードサラダにします。

また、根菜類を最初にしっかりいただくのもポイント！きんぴら、サラダ、わかめの酢の物、枝豆、湯豆腐、おでんなどがおすすめです。
お腹にしっかりたまってから、串揚げやピザなどハイカロリーのものを少しいただくという具合です。宴会場に向かう前に、リンゴを１つ丸かじりしておくのも、食物繊維がお腹で膨らみ、満腹感が出て、食べ過ぎや飲みすぎの防止につながります。

写真　© liza5450 - Fotolia.com

Profile松下歩

日本ではナースとしてバリバリ働いていましたが、長年の夢であったオーストラリアへの移住を果たしました！今は子育ての真っ最中、フリーランサーとして働きながら、家族5人ブリスベンで、のんびり生活しています。ナースの経験を活かした健康記事をお届けしたいと思っています。

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