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秋の髪はパサつきやすい!今すぐ始めるべき改善策とは?

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秋の髪はパサつきやすい!今すぐ始めるべき改善策とは?
秋に起こる髪トラブルの1つに、髪のパサつきがあります。パサついた髪は、ツヤが出にくくまとまりも悪いため、お手入れがしにくい状態になります。

忙しい朝に、髪がまとまらず鏡の前で苦戦するのは憂鬱ですよね。
また、お子さんがいる方は、秋の学校行事で他の父兄と顔を合わせる機会も増えるので、パサパサした髪で出向くより、うるおったツヤ髪で出向きたい!と思うのが本心ではないでしょうか?

今回は、秋に起こる髪のパサつきの原因と、改善に向けた対策をお伝えさせていただきます。これからの季節、より髪の扱いがラクになるよう、ぜひご参考にしてください!

どうして秋になると髪はパサつくのか?

原因は大きく分けて2つあります。

夏の紫外線ダメージによる影響
夏に強い紫外線を浴びた髪は、ダメージを受けています。
髪の表面(キューティクル)は、いくつもの鱗が重なりあってできていますが、紫外線の影響でこの鱗がささくれのように外側へ開いてしまい、手で触ってみるとザラつきを感じます。
こうなると、髪の内側にある水分が外へ出て行きやすくなるため、髪がパサついてしまうというわけです。

髪の内部(たんぱく質の塊)は、髪を海苔巻きに例えた場合、ご飯の部分にあたります。つまり髪の大部分を占めています。
この部分に一定の水分が蓄えられ、カラーの色がつき、パーマの形が記憶されるのですが、紫外線を受けるとこれらが分解されるため、水分を蓄えておく力が失われパサつきが出てしまいます。

パーマのまとまりにも影響が出て、色落ちも進みトーンが明るくなることで、余計にパサついて見えてしまいます。

夏にアウトドアをたくさん楽しんだ方・お子さんと外で遊んだ時間が長い方ほど、そのダメージは大きいです。

秋の気候による影響
髪は本来、内部に一定の水分を蓄えておく力があり、内部の水分が多くなったら外へ排出し、内部の水分が少なくなったら外から吸収する機能を持っています。

秋になると空気が乾燥するため、髪の中に水分を吸収しようとしても、空気中に水分が少ないので一定の水分を維持できなくなるためパサつきが出ます。
また、基本的に水分は多いところから少ないところへ蒸発しますので、髪の中の水分は自然と外へ出て行きやすくなるのも原因になります。

夏の紫外線ダメージと秋の乾燥、この2つの要因が混ざり合い秋の髪はパサつくのです!

パサついた髪の扱いをラクにするには?


■ダメージの部分を「カット」
夏の紫外線ダメージを受けてしまった髪は、秋の乾燥に対応できなくなってしまいます。肌はちょっとした傷を負っても治癒して元に戻りますが、髪には自己修復機能がないため、一度ダメージを受けてしまうと、完全に健康になることはありません!

トリートメントを丁寧にしても、数日後必ず髪のコンディションが落ちますよね?傷んだ髪ほど与えられた栄養を残しておく力が弱くなりますので、トリートメントが落ちるのも早いです。

この状態の髪(毛先)を残しておいても、髪の扱いが大変になりますので、状態がある程度良い部分までカットをするのがおススメです。

ショートの方は少しカットするくらいで、現在のスタイルが大きく変わることなく、かなり状態の改善が見込めます。
ミディアム〜ロングの方は、バッサリ切るのに抵抗がある場合、毛先数センチだけでもカットしましょう!

強いダメージを負ったままの毛先をそのままにしておくと、そこから枝毛が進行し、ある程度状態が良い部分まで枝毛になってしまう危険性がありますので、余計に扱いが大変になります。

髪の良い状態を維持するためには?

カットで髪の状態が良くなったら、それを維持していくために次の点に気をつけてケアをしていきましょう!

■“毎日”トリートメントでケア
コンディショナー・リンスは、主に髪の表面をコーティングし、手触りをなめらかにしてくれますが、状態の良い髪を維持するためには、髪内部の補修が必要不可欠です。
髪の内部補修までしてくれるのがトリートメントになるので、秋の乾燥に対応できるよう、トリートメントを使用するのがベストです。

使用の際に気をつけたいことは、「毛先にたっぷりつける」こと。髪の根元〜中間部分は基本的につけなくてOK。
つけた場合は、毛先につけた後、手に残ったものを手ぐしを通す感じで薄くだけにしてください。根元〜中間部分へのつけ過ぎは、頭皮のベタつき・ボリュームダウンの原因になります。

洗い流さないトリートメントを併用
ドライヤーをかける前の濡れた髪に、洗い流さないトリートメントを毛先につけて乾かします。

ドライヤーは乾燥した風そのものですので、洗い流さないトリートメントで保湿しながら乾かした方が、必ずといっていいほどまとまりのある仕上がりになり、ドライヤーから受けるダメージも減ります!
毎日つけて乾かすのと、つけて乾かさないのとでは、1ヶ月過ぎた頃に差が出ます。

ドライヤーでしっかり乾かす
夜にシャンプー&トリートメントをしてドライヤーをする方が大半だと思いますが、半乾きでドライヤーをやめてしまっている場合、トリートメントのケアが全て無駄になると思ってださい!(自然乾燥はNGですよ)

髪の表面(キューティクル)は、濡れると開き、乾くと閉じる機能を持っています。半乾きの状態では、完全に閉じていませんので、そのまま寝た場合、寝返りの際枕に擦り付けられて「キューティクルが剥がれ落ちてしまう」危険性があります。
剥がれ落ちてしまうと、髪内部が露出してしまいますので、水分が失われやすくなりパサつきにつながります。

ドライヤーでしっかり乾かすことで、このリスクは激減し、翌朝の髪のまとまりにもつながります!
ドライヤーは「ただ乾かすだけ」でなく、「ダメージケア」「まとまりのある髪」のため!と、意識を変えて行ってみてはいかがでしょうか?

写真 © siro46 - Fotolia.com © Monet - Fotolia.com
ProfileHiro*
美容師をしています。とにかくお客様に喜んでいただくことが大好きで、一人ひとり丁寧に気持ちを込めて仕事をさせていただいております!今日まで約10年間、業界で過ごしてきて、髪・頭皮・肌についての専門知識を豊富に持っています。その専門知識を分かりやすくお伝えし、今後のオシャレに役立つよう記事を書かせていただきます!
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