コラム

髪のプロが警告!そのヘアカラーが将来、白髪の原因に!?

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髪のプロが警告!そのヘアカラーが将来、白髪の原因に!?

美容室で染めるにしても、自分で染めるにしても、現在多くの方がヘアカラーを楽しんでいます。髪色が変わると、雰囲気が変わり、よりステキな仕上がりになりますので、今やオシャレをする上で欠かせないものです。

しかし、化学薬品を人体へつけることになるので、当然それに伴うリスクがあります。これを知らずにヘアカラーを繰り返していると、将来白髪が増加する危険があることをご存知でしょうか?知らずに染めている方は、後に必ず自分に返ってきます。

今まで知らなかったとしても、まだ遅くはありません!これからヘアカラーと上手に付き合っていけば大丈夫です!
ヘアカラーが原因で出てくるであろう白髪を、最小限に抑えるにはどのように向き合っていけば良いかをご紹介します!
(※白髪の原因はヘアカラーだけでなく、様々なことが関与しますので、これからご紹介する内容で白髪を確実に防げると言うものではありません)

ヘアカラーがなぜ頭皮を刺激するのか?なぜ白髪につながるか?

ヘアカラー後、頭皮がかゆい・痛い・つっぱった感じがする・・・など、違和感を感じたことはありませんか?ヘアカラー後はそうなって当然と思うかもしれませんが、実はそれがそのまま、頭皮に対して悪影響なんです!

これは、ヘアカラー剤に含まれる「アルカリ」と「過酸化水素」が原因で起こります。

肌は本来「弱酸性」状態であることで安定しますが、通常ヘアカラー剤は「アルカリ性」ですので、肌に触れるとこのバランスを崩し、刺激を感じます。そこに、ヘアカラー剤を使う上で欠かせない「過酸化水素」が、アルカリと科学反応を起こし、肌の細胞へまでさならる刺激を与えてしまいます。(この科学反応を利用してヘアカラーが成り立ちますので仕方ない部分ではあります)

一番厄介なのが、このアルカリと過酸化水素は、「頭皮に残留」し、その後の日常生活でずっと頭皮を刺激し続けていくということ。普通にシャンプーしたくらいでは全然とれませんし、シャワーをかける度、頭皮からすれば「弱いパーマ液」ですすがれているような状態になります。さらには、太陽の光を浴びただけでも刺激を受けてしまいます。

これが毎日続くと、頭皮環境はどんどん悪くなり、髪をつくるリズムが乱れます。それはつまり、黒い色をつくる能力が低下することでもあり、結果「白髪」になる確率が上がることにつながるのです!

頭皮をなるべく刺激しないで染めるには?

当たり前かもしれませんが、「美容室で染める」に尽きます。
自分で染めた場合、かなりの確率で頭皮にヘアカラー剤がつき、放置時間も長めになります。また、ヘアカラー後に適切な処理ができないため、頭皮はかなりの刺激を受けてしまいます。

美容室で染めると言っても、世の中にはコンビニの数の約5倍、美容室があります。当然、ヘアカラーの染め方・薬剤や髪の知識・使用している薬剤の甲乙など、様々です。そんな中で、どのような美容室を選べば、頭皮をいたわりながらヘアカラーをしてくれるかをご紹介します!

美容室を検索する際のチェックポイントとは?

〜低料金につられない〜

安い!となると、つい目を惹かれます。あえて始めに書きますが、低料金(2000円前後など)で頭皮をしっかりいたわりながらヘアカラーをしてくれる美容室はありません!
美容師さんは、長い時間をかけ経験と勉強と練習を積み上げ、技術をものにします。その技術を安く売ると言うことは、ただヘアカラーを塗るだけの「作業」をすることに変わりないのです。今後の頭皮の事を思えば、料金が少し高くても確かな「技術」を提供してくれる美容室・美容師さんの元でヘアカラーをしましょう!

〜ホームページ・口コミをチェック〜

美容室の口コミ検索サイトを利用して、まずは近くで評判の美容室を検索しましょう!オススメのサイトは「エキテン」です。口コミ投稿の最低文字数が100文字以上ですので、利用した方が感じたことやお店の雰囲気などがつかみやすいです。

近くの美容室がエキテンにない・気になる美容室がない場合は、お友達や家族に良い美容室がないか聞いてみると、何か情報が得られます。利用している方の意見ほど、確かなものはありません。

それから気になった美容室のホームページをチェックします。様々な情報が表示される中で、必ずチェックしていただきたいのが「理念(コンセプト)」と「スタッフブログ」です。

理念は、その美容室がどんな美容室かを示しています。ここで薬剤の使い方にこだわっているかをチェックして下さい。
しかし、いざホームページを見ると、どこの美容室も必ず「カラーでツヤツヤに」のように、お店の技術を良く感じてもらえるような表記になります。

そこで、さらにスタッフブログをチェックします。ここで、各美容師さんの考え方・こだわり、実際このように染めましたなど、より詳細に情報を得ることができます。技術を施すのは美容室ではなく美容師さんです。この人になら任せられる!そんな美容師さんを探してみましょう!

美容室に実際に行ったら、ここを確認しよう

〜頭皮にヘアカラー剤をつけないで塗ってくれるか〜

これは非常に大事なポイントです。
塗られていて頭皮がヒヤッとした分だけ、頭皮へ薬剤がついていることになります。丁寧・上手に薬剤を塗ってもらった場合、ほとんどヒヤッとする感じはありませんので、その分頭皮への刺激もかなり少なくなります。

〜ヘアカラー後、残留するものを除去しているか〜

残留するアルカリと過酸化水素をしっかり除去するところまで行っているか、これもかなり重要です!ヘアカラーがなぜ頭皮を刺激するかで述べたように、大元の原因を残したまま終わるのでは、美容室で染める意味がありません。

美容師さんが自ら「今こんなことをしています」と、解説をしながら行ってくれれば一番分かりやすいのですが、もし、無言で進める場合、シャンプーの終わり際に「何かを頭にかける・お湯を溜めて何回も丁寧にかけてくれる」があれば、残留するものを除去してくれていると判断できます。席に戻った際、美容師さんに確認してみましょう!

自宅で染める際は、こんな応急処置を!

お金の面や時間の関係で、どうしても美容室で染めれない。その場合は自宅でヘアカラーをする形になりますが、その際は「炭酸水」を使いましょう!頭皮への刺激を緩和することができます!

ヘアカラーが終わり時間を置いたら、シャンプーをする2〜3分前に、炭酸水(500mlペッドボトル)のフタを開け炭酸を少し揮発させます。(炭酸濃度が高いと、ヘアカラーの色落ちの原因になります)

シャンプーが終わったらトリートメントをつける前に、先ほどの炭酸水を、洗面器に頭を屈ませた状態で頭全体にかけ、下に置いた洗面器に炭酸水が溜まるようにします。これを手ですくって、再び頭皮・髪にかけます。これを2〜3分繰り返せばOKです♪その後、トリートメントで仕上げます。

これを行うと、ヘアカラー後の髪・頭皮がアルカリ性に偏っているのを、肌本来の弱酸性へ近づけることができ、刺激を緩和することができます。(応急処置ですので、美容室でしっかりケアしてもらう程の効果はありません)

 

ProfileHiro*
美容師をしています。とにかくお客様に喜んでいただくことが大好きで、一人ひとり丁寧に気持ちを込めて仕事をさせていただいております!今日まで約10年間、業界で過ごしてきて、髪・頭皮・肌についての専門知識を豊富に持っています。その専門知識を分かりやすくお伝えし、今後のオシャレに役立つよう記事を書かせていただきます!
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