コラム

そこまでしなくても…パパがドン引きする“妻の厳しすぎるしつけ”

更新日：2017.10.28

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、子どもが小さい頃のしつけは、その後を左右する大切な育児のひとつ。
生活習慣から教育まで、毎日厳しくしつけをしているというママも多いのでは？　でも、そんなしつけを一番近くで見ているパパが実はドン引きしていた…なんてこともあるようで…。
今回は、パパ100人に「やりすぎじゃない？と思う、ママのしつけ」について本音を語ってもらいました。

女性特有？ヒステリックで怖い！！

・「機嫌が悪いときの起こり方がすごいです。とくにおもちゃなどを片付けないときなど、私が引いてしまうくらいです」

・「くだらないことで、3～4時間もお説教してる姿はコワすぎる」

・「妻は、子どもが泣くまで怒ります。泣かないと気が済まないようです。妻も子どもの頃に、親にそうされたのでしょうね。しつけというよりストレス発散になっているようなので、子どもは私がフォローします」

「一度叱ればいいのに、何度も繰り返して叱っている」など、“お説教が長い”と思っているパパさんが全体的に多い様子。でも、子どもは毎日同じ失敗をするものなのです。だから、つい「なんで分からないのっ！」と怒鳴りたくなるママの気持ちも察してほしいものです。

子どもに“完璧”を求めすぎ！

・「虐待とかではないのですが、子どもがママを呼ぶときに『おかあしゃん』と語尾が『しゃん』となるのが許せないようで、『さん』となるまで目を見て待っています」

・「子どもが食事を少し残してしまっているときに、お皿がピカピカになるまで許さないところ。ある程度まで食べたら、そこまで怒らなくても許してあげなさいと思う」

・「皿洗いなど、家事を完ぺきにこなさないと怒るところ。皿洗いの後のシンクをきれいにするところまで求めるので、やりすぎ！」

「こんな小さいうちから完璧を求めなくても…」というパパの気持ちも分かりますが、最初のしつけで、しっかり出来るようになるまで教えておけば、後から教え直す必要もなくなりますもんね。先々まできちんと考えての行動だってこと、パパさんにも理解してほしい！

「叱り方」に工夫が欲しい

・「言うことをきかないとすぐに怒鳴る。怒鳴っても子どもは動かないので、意味がないと思う」

・「感情を爆発させて、子どもが大切にしているおもちゃを捨ててしまったことです。捨てるのではなくて、ルールを決めて遊ばせればよいと思いました」

・「自分はスマホをいじっていて全く行動しないのに、保育園などの出発時間がギリギリになると、子どもに『準備できていないと』怒りまくる」

・「言うことを聞かない子どもに対して、『好きにしなさい』と放ってしまうことです。デパートに置いたまま車で帰ってきたことがあって、怖かったし、驚きました」

「もっとこうすればいいのに…」と思うなら、パパがそのしつけを買って出てくれればいいだけのハズなのに、見ているだけで文句ばっかり言うんですよね～。とくに異性でもある男の子のしつけは、ママにはどう接していいか分からないような難しい場面もあります。そんなときパパがしっかりフォローしてくれると助かるんですけどね。

暴力、体罰はやりすぎでは…

・「人前でも叩く事があります。少しだけ厳しいかなと感じますね」

・「子どもの頭を叩くときは、やりすぎではないかと可哀想になる」

・「子どもを叱るときに、手で叩かずに、定規やハンガーといった物で手の甲を叩くこと。これだと叩いた方は痛くないので、子どもだけが痛い思いをして可哀想だと思いました」

暴力や体罰はいけないこと。でも、そんなことは分かってる！　でも、なかなか言う事を聞いてくれない子どもと毎日接していると、つい手を出したくなってしまうこともしばしばあるのも現実です…。パパたちには、お子さんへだけでなく、きっと疲れているであろうママの心のフォローも是非してあげて欲しいなと思います。

育ってきた環境が違うから、子育ての仕方に違いが出るのは当たり前。だからこそ夫婦で話し合い、同じ方向を向いてその家なりのベストなお子さんへのしつけができると一番いいですよね！

文／麻生綾
※既婚男性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© STUDIO GRAND OUEST - Fotolia.com

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