コラム

夫にイライラしないために…覚えておきたい5つの対処法

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夫にイライラしないために…覚えておきたい5つの対処法

子どもが産まれるとママの生活は一変。
夜も一晩通しでは熟睡できず、おっぱいにミルクにと大忙しで、家事も自分のペースではできないため、台所にはお皿の山が積み重なっている……ということも。

そんな生活で、鏡に写る疲れきった自分の姿にため息をつきつつ、ふと横を見ると、どっかりとソファに座った夫がテレビを見て大笑い……なんてことがあった日には、イライラがMAXになるのも仕方のないことですよね。

子どもが産まれた後に、妻が夫にイライラすることが多くなるのはどうしてかご存知ですか?
それは、家事と育児に関する夫と妻の意識のズレがあるからです。今回は、具体的な事例とともにその理由を説明しようと思います!

予想外!夫の意識はこうだった

▼夫にとって家事は“蚊帳の外”の出来事

日本人男性は、身の回りのことを自分の母親にほとんどやってもらってきた人が大多数。
また、結婚をし、母親の元を離れたあとも、夫婦の間に子どもが産まれるまでは、妻自身も夫のそういった「待ちの姿勢」を容認している例も多くあります。

妻の皆さん、心当たりはありませんか?
夫の「出張の用意をする」「洗濯物をしまう」「食べ終ったお皿を下げる」、さらには、夫が自分で出したゴミを黙って捨てるなどなど。
「しょうがないなぁ~」と思いつつ、ついついやってしまっているのではないでしょうか。

そんな夫が、我が子の誕生を機に突然ガラッと変わることは残念ながら不可能です。

▼夫は妻のしてほしいことが全く分かっていない

例えば、お皿洗いひとつにしても、“夫の考える皿洗い”と“妻の考える皿洗い”との間には、大きな隔たりがあります。
それは例えば、夫にとっては「食器を洗ってさっとすすぎ、水切りカゴに入れておく」までが“皿洗い”だとしても、妻にとっては「洗った食器を全て拭いて食器棚にしまう」までが“皿洗い”だというふうに考えているというようなことです。

だから妻側が、夫が自分と異なるやり方で途中だけ手を出されるとイライラすることがあるのに対して、夫側は「やっているのに、何が気に入らないんだろう?」と妻の不満が理解できないということが起こるのです。

具体的にどうすればいいの?

▼夫の“母親”のような意識でいませんか?


まずは、「外で仕事もしているのに、家の事も手伝ってもらうなんて…」という、夫に対する遠慮をとっぱらいましょう。
あなたと夫はひとつの家庭を持ちました。困ったときに助け合うのはお互い様です。

▼「察してもらう」のは無理!と諦める

上記のような遠慮があると、何かして欲しくてもつい我慢してしまうことに繋がります。
わざわざ口に出して言うのははばかられる、でも一人では困っている……、そんなときに「どうしてやってくれないんだろう?」というふうに思うことは、勝手に期待して裏切られ、イライラするという悪循環の元になってしまいますよ。

パパとママは、そもそも最初から親になったスタートが違います。
ママはお腹に赤ちゃんがきたとき、パパは赤ちゃんが産まれた瞬間が親のスタート。
仕事と同じで、先輩が新人に教えるということが必要なのだと思います。

▼指示は“目的”と“最終地点”を明確に

「私がこれをやっている間にこっちをしておいてくれると、とっても助かるな」というような、お願いの仕方で分かりやすく夫に指令を出すようにしましょう。

それは例えば、

「お皿を洗って」という言い方ではなく、「流しにあるお皿を洗ってから、拭いて食器棚に入れてね。最後は流し台の水気を拭いておいてね」

「子どもを見ていて」ではなく、「泣いたら原因を探してみてね。オムツが気持ち悪いか、パパに遊んで欲しいのか、眠たいのか理由があるはずだから」

などと、具体的に言うということです。

▼お願いがしにくいと感じたら、率直に話し合う


女性は我慢して溜めこむ人が多いため、その溜まったものが爆発して大惨事を招く前に話し合いの場を設けることが必要です。

その際には「私メッセージ」を意識すると、余計ないさかいを避けられますよ。
「私メッセージ」とは、「私」を主語にした言い方のことです。

「あなたはどうして~」から始まる「あなたメッセージ」は、相手に「責められている」と感じさせてしまいます。
責めたいのではなく、具体的に困っていることを「私はこういうときに辛く感じる」「(わたしは)こういうときにあなたにこうしてもらえると、とても助かる」などと伝えてみてください。

▼子どもとの時間を尊重する

パパの腕で泣く子を取りあげて「やっぱりママがいいんだよね」などと言ったり、オムツ替えのときに、うんちだけは自分が替えたりしていませんか?

どんなにパパが大変な思いをしても、それはパパと赤ちゃんとの大事な時間です。
どうしてものときにヘルプするのは当然ですが、できるかぎり父と子の時間を尊重してあげましょう。

そうすることで、我が子が自分の腕で眠るようになったり、おしりをキレイにしてあげることがパパの喜びになるはずです。
ご自分も、そういうことの積み重ねで、だんだんとママが板についてきたのではありませんか?

お互いがだんだんと親になり、家族になっていく

ママもパパも一足飛びに“立派な親”になれるはずがありません。
赤ちゃんが0歳だったら、パパ0歳、ママ0歳ということですよね。

私も年子を出産後はてんてこまいで、夫に文句を言ったり、八つ当たりをしたり、子どもの前で口げんかもたくさんしてしまいました……。
それでも最後には、お互いが辛抱強く、自分にとって心地いい状況を伝え合って、今があるのだと思います。
子ども達がある程度大きくなった今も、夫婦二人の時間を大事に、時々外へご飯を食べに行ったりしています。
子ども達が巣立ってゆき、最後にふたりきりになったときにも、優しく穏やかにすごせる関係を築きあげていけるといいですよね。


<プロフィール>
文/mica
シンガポール在住、三姉妹と男子、計4人の母。
元ギャラリー勤務のアート好き。趣味は美術鑑賞と夫とのお泊りデート、薬を使わない台所手当て。子ども達が楽しむ後ろ姿を眺めること。
ブログ http://ameblo.jp/tamken4930
ItMama http://itmama.jp/author/mica/

Profilemica
mica
シンガポール在住、三姉妹と男子、計4人の母。
元ギャラリー勤務のアート好き。趣味は美術鑑賞と夫とのお泊りデート、薬を使わない台所手当て。子ども達が楽しむ後ろ姿を眺めること。
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