コラム

子どもを東大に合格させたママに共通する3つのこと

更新日：2017.10.28

日本はもとより、アジアの中でもトップクラスといわれる「東京大学」。
もちろん世の中「学歴」だけではありませんが、我が子がもし東大に合格したら…やっぱり嬉しいですよね。

東大に合格する子どもたちは、親に勉強をやらされているのではなく、自ら勉強をするということをよく聞きますが、そういう子どもをどうやって育てればいいのでしょうか？
「自分から進んで勉強してくれたら苦労しないわよ！」と思うママも多いかもしれませんが、自主性を持つ子どもに育てるためには、“ママのコントロール”が不可欠。
だからといって、教育ママのように子どもに付きっきりで勉強させるわけではありません。

今回は、東大に合格させたママに共通する3つのことを紹介していきます！

共通ポイント1：口うるさく「勉強しなさい」と言わない

東大生を対象にしたアンケートによると、ほとんどの生徒が「子ども時代に、親に勉強しろと言われたことがない」そうです。
とはいえ、放任主義であったわけではなく、わかりきったことを口うるさく言うと子どもが心を乱してしまうため、ママたちはあえて何も言わなかったようです。
子どものやり方を信じて見守り、安心感を与えることが大切なのかもしれません。

実際に親がこのように振る舞うのは、口うるさく「勉強しなさい」と言うことよりも難しいことかもしれません。
しかし、「勉強しなさい」と言われれば、子どもは逆に勉強したくなくなるというのも事実。
ましてや子どもに付きっきりで勉強させるようなママでは、子どもは誰のために勉強しているのか分からなくなるばかりか、うんざりしてしまうかも。
強制すればするほど子どもは反発するもの。逆効果になることでしょう。

共通ポイント2：ママも仕事や趣味を楽しむ

東大に合格させたママの多くは、付きっきりで勉強させたり、子どもの生活に合わせたりすることがないようです。
むしろ、ママ自身も仕事や趣味に夢中になっていることが多いとか。

つまり、“親の背中を見て子は育つ”ということです。
親が何かに一生懸命になっている姿を子どもに見せることで、「自分も頑張らなきゃ！」と子どもが感じるということでしょう。
そして、それが“自立心を育む”ことにも繋がっていきます。

中高生の子どもを持つ親が、子どものペースに合わせて生活をしたり、付きっきりで勉強させたりすれば、子どもは大きなプレッシャーを感じてしまいます。
どんなに頑張っても、親が代わりに受験できるわけではありませんよね。
無理をして子どものペースに合わせるのではなく、ママも好きなことを楽しんだり、一生懸命やっている姿を子どもに見せたりする方が効果的ですよ！

共通ポイント3：子どもとのコミュニケーション

東大に合格させたママに共通するのは、子どもとのコミュニケーションを大切にすること。
とにかく子どもの話に耳を傾けたそうです。
中高生くらいになると、親との距離を置くようになる子どもは少なくありません。
「学校はどうだった？」と聞いても、「別に」や「良かったよ」などの一言しか返ってこないこともしばしばですよね。
もちろん、それはそれで成長の一段階ですから喜ぶべきことではあるのですが、だからと言って子どもとのコミュニケーションを怠ってもいいということではありません。

それでも、やっぱり強制して会話をさせるのは禁物。
食事のときや塾の送り迎えなどの時間を利用して、短い時間でも集中的にコミュニケーションをとることが大切です。
その際には、反論やお説教をしないで子どもの話をよく聞くこと。
日常的にコミュニケーションをとっていれば、子どもの様子を把握できるだけでなく、何かしらの変化にも気づくはず。
それらの変化に気づくことができれば、適切なサポートも可能となるはずです。

東大に合格させるとまではいかなくても、やっぱり、子どものやる気は引き出したいものですよね。
そのときに最も重要なのは、何事も“強制しない”こと。
「勉強しなさい」と言わない、反論しない、お説教しない…、これは親子のコミュニケーションにおいては簡単なことではありませんが、試してみる価値はありそうですよ。
そして、ママもまた自分自身の人生を楽しむようにしましょうね！

＜プロフィール＞
ナツキレイ
フリーライター/日本語家庭教師
タイ在住を経てオーストラリアへ。現在はオーストラリアの田舎で日本語を教える傍ら、ライターとしても活動。政治・経済・教育などの分野から、子育て・旅行・セレブ情報など生活や趣味の分野まで幅広いジャンルで執筆中。定期的に英語のニュース・雑誌サイトの記事を翻訳してリライトも行う。日本生まれ海外育ちの2児の母。

写真© moonrise - Fotolia.c

Profileナツキレイ

フリーライター/日本語家庭教師。タイ在住を経て、オーストラリアで日本語を教える傍ら、ライターとしても活動。政治・経済・教育などの分野から、子育て・旅行・セレブ情報など生活や趣味の分野まで幅広いジャンルで執筆中。定期的に英語のニュース・雑誌サイトの記事を翻訳してリライトも行う。日本生まれ海外育ちの2児の母。

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