マニキュアの正しい捨て方、知ってる?古くなったネイルはそのまま捨てちゃダメ!

マニキュアの正しい捨て方、知ってる?古くなったネイルはそのまま捨てちゃダメ!

メイクボックスや洗面所の引き出しを整理していたら、だいぶ昔のマニキュアが出てきた…。かわいいと思って買ったけれど、ネイルしてみたらあまり気に入らなかった。そんなとき、どうやってマニキュアを処分していますか?

もちろん、そのまま捨てるのはNGですよ!「そもそも何ゴミで捨てたらいいのかわからない…」「捨てどきはいつ?」とお悩みの方のために、マニキュアの正しい捨て方をご紹介します。捨てるだけじゃない活用法もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

マニキュアを捨てる時にやってはいけない3つのこと

1.マニキュアの中身を排水口にそのまま流す

マニキュアは水に溶けないため、排水口に流すと固まってしまい、詰まりの原因になります。そのまま液体を流すのはもちろん、水で洗うのもNGです。

2.中身の入ったマニキュアをそのまま捨てる

中身をすべて出してからパーツごとに分別し、捨てるのが基本です。そのまま捨てないようにしましょう。

自治体によっては、マニキュアの中身が入ったままでも燃えないごみとして捨てられる場合もありますが、お住まいの地域での捨て方を確認しておきましょう。

3.火のそばでマニキュアを捨てる

マニキュアに含まれている酢酸エチルやトルエンなどは非常に燃えやすいため、火のそばで処理していると引火する可能性があります。

マニキュアの中身を捨てるときは、台所のコンロの側やストーブの近くなど、火気から離れた場所で行いましょう。

マニキュアの容器やふた、中身の分別方法は?

マニキュアを捨てるときの分別方法は、多くの地域では下記のルールに従って行うように指示されています。

【ボトル(瓶・プラスチック)】…不燃ごみ、または資源ごみ

【中身】…紙や新聞紙、布などにしみこませてから、可燃ごみ

【キャップ】…プラごみ、または可燃ごみ

【ハケ(分解できる場合)】…可燃ごみ

〈地域別〉マニキュアを処分するときの分別ルール

ほとんどの自治体では、マニキュアの中身はすべて出し切ってから捨てるのが基本ですが、空になったボトルの素材や汚れ具合によっては、分別方法が変わります。

例えば、ボトルがプラスチック製なら燃えるごみ、ガラス製なら燃えないごみといった場合も。

ここでは、地域別にいくつか例を紹介します。

代表的な地域での分別ルール

▶世田谷区(東京都)

ボトルの中身をすべて出し(紙や古布に染み込ませる)、きれいに洗ってから資源ごみへ。汚れが取りきれない場合は、キャップを閉めて不燃ごみとして出します。

▶大田区(東京都)

ボトルの中身が残っていたらすべて出し(紙や古布に染み込ませる)、ビンは不燃ごみへ。

▶練馬区(東京都)

ボトルの中身を出し(紙や古布に染み込ませる)、汚れが取りきれない場合は、キャップと一緒に不燃ごみへ。

▶中央区(東京都)

容器がプラスチック製なら燃やすごみ、ガラス製なら燃やさないごみで出します。中身が残っているものは回収してくれないので、使い切ってから出しましょう。

▶札幌市(北海道)

マニキュアのびんは中身を出して燃やせないごみに、プラスチック製のキャップは容器包装プラスチックごみに出します。

▶川崎市(神奈川県)

マニキュアのびんを使い切ってから、普通ごみで出します。

※普通ごみとは、「空き缶・ペットボトル、空きびん、使用済み乾電池、ミックスペーパー、プラスチック製容器包装、小物金属、粗大ごみ」以外のごみのこと。

▶名古屋市(愛知県)

中身は使い切り、びんは空きびんとして、キャップはプラスチック製の場合はプラスチック製容器包装(金属の場合は不燃ごみ)として出します。

ボトル(びん)は不燃ごみ、キャップは可燃ごみで捨てる地域

葛飾区、江戸川区、江東区(以上、東京都)

松本市(長野県)※びんは埋め立てごみ、キャップとハケは可燃ごみ

ボトル(びん)は不燃ごみ(燃やさないごみ、または陶器・ガラス・金属ごみ)で捨てる地域

足立区、台東区、品川区、新宿区、渋谷区、杉並区、中野区、板橋区、豊島区、北区、墨田区、三鷹市、八王子市(以上、東京都)

横浜市、横須賀市(ともに神奈川県)

厚木市(神奈川県)※燃えないごみの日に「ガラス類」として出す

千葉市、船橋市、浦安市、市川市(以上、千葉県)

所沢市(埼玉県)※破砕ごみ類として出す

宇都宮市(栃木県)

つくば市(茨城県)※キャップはプラスチック製なら「プラスチック製容器包装」、金属製は「燃やせないごみ」

新潟市(新潟県)※飲食用・化粧品びんで捨てる

金沢市(石川県)

長野市(長野県)

静岡市(静岡県)

四日市市(三重県)※破砕ごみとして捨てる

大阪市、堺市(大阪府)※キャップも燃えないごみ

神戸市(兵庫県)

岡山市(岡山県)

広島市(広島県)

高知市(高知県)

熊本市(熊本県)※「埋め立てごみ」として捨てる

鹿児島市(鹿児島県)

沖縄市(沖縄県)※中身が残ってしまった場合は、ゴミ袋に「中身アリ」と明記する

ボトルを資源ごみとして捨てられる地域

川口市(埼玉県)※プラ、びんともに資源ごみとして出せます。汚れが取れない場合は、一般ごみへ。

倉敷市(岡山県)※完全にきれいに洗う必要アリ

福岡市(福岡県)※空きびん・ペットボトルとして出す

分別せずにそのまま不燃ごみとして捨てられる地域

さいたま市(埼玉県)

高崎市(群馬県)※1~2本程度であればOK

マニキュアの中身の捨て方は?

中身が液状の場合

使いかけのマニキュアの中身(ネイルポリッシュ)が液体状の場合は、紙や新聞紙、布などにしみこませてから、可燃ごみとして処分します。

液が固まりかけている場合は、すぐに出てこないので、ボトルを傾けて振ったり、綿棒などでかき出しましょう。

ビニール袋に紙や布を入れて、マニキュアのボトルを逆さに置き、風通しのよい場所に一晩置いておくのもいいでしょう(火のそばで行わないよう注意)。

中身がすべて出たら丸めてゴミ箱に捨て、燃えるごみとして出せばOKです。

中身が固まってしまっている場合

使わなくなった古いマニキュアの場合、中身が固まった状態で見つかることもありますよね。

そこで、マニキュアをやわらかくする方法をいくつかご紹介します。

  • お湯で温める:マグカップなどの容器にぬるま湯を入れ、20~30秒ほどボトルをつけます。
  • うすめ液を使う:ボトルにうすめ液を入れて振ると、やわらかくなります。(うすめ液は100円ショップやドラッグストアで手に入ります)
  • 除光液を入れる:ボトルに除光液を入れて、マニキュアを溶かします。破裂防止に、一気に入れすぎないよう注意しましょう。

中身が溶けてやわらかくなったら、紙や新聞紙などに染み込ませてから、燃えるごみで捨てましょう。

ボトルにネイルポリッシュが付着してどうしても取れない場合は、不燃ごみとして処分しましょう。

中身が分離してしまっている場合

マニキュアが分離していたら、まず異臭がないかを確認しましょう。いつもと違う臭いがしたら、捨てどきです。

液体の状態を確認し、そのまま出せるのであれば布や新聞紙に染み込ませて捨ててください。固まっている場合は、薄め液や除光液などを使ってやわらかくしてから取り出しましょう。

臭いが強い場合は、気分が悪くなるのを防ぐために、風通しのいいところで捨てる作業をしてくださいね。

▶マニキュアのフタが開かない時は…

マグカップに40℃程度の湯を入れ、キャップ部分を1分程度つけます。マニキュアがやわらかくなり、フタが開きやすくなります。

▶マニキュアの「捨てどき」はいつ?

マニキュアの使用期限は、多くのメーカーが明記していません。ただし、一般的な目安としては、未開封なら約2~3年、開封後は約1年です。

それに限らず、中身がドロドロしていたり、異臭がする場合は処分するのがおすすめです。

ジェルネイルの捨て方は?

マニキュアと同様に、ジェルネイルの場合も中身を排水口に流したり、分別せずに捨てるのはNGです。

中身の捨て方は、二通りあります。

ペーパーできれいに拭き取って捨てる

ジェルネイルの容器に残ったジェルは、キッチンペーパーや布などで、できる限りきれいに拭き取り、ペーパーごと可燃ごみとして捨てます。

中身を硬化させてから捨てる

ジェルネイル用ライトや太陽光を当てて容器ごと硬化すれば、資源ごみや不燃ごみとして捨てられます。

ただし、お住まいの自治体の分別ルールを確認してから処分してくださいね。

使わなくなったマニキュアの活用方法

使いかけのマニキュアは、すぐに捨てるのではなく、実はこんな風に活用することができます。

フリマに出品する

使いかけのマニキュアは、メルカリなどのフリマで出品することができます。

数回しか使っていないものや、ブランド品などは高値がつくことも。ただ捨てるよりも、ちょっとしたお小遣い稼ぎになるので興味のある方にはおすすめです。

ただし、買ってから1年以上経っているものや中身が固まっているものなどはNGです。出品するなら、未開封のものや開封後数カ月以内のものにしましょう。

雑貨やDIYに活用する

塗ると乾く特性をいかして、絵の具やペンキ感覚で、雑貨やDIYに活用するのもおすすめ。

ここでは、暮らしニスタさんたちが考えた「残ったマニキュアの活用法」をご紹介します。

ひこまるさんのアイデア

100均ネイルで♪塗るだけで簡単!ステンドグラス

空き瓶や、クリアファイルを使って、100均ネイルで塗るだけ簡単!オリジナルのステンドグラスの作り方です。お絵かき感覚で楽しめますよ♪

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コドモ.アイ てんちょうさんのアイデア

余ったマニキュア活用!彩雲ウォールアート!

材料 : マニキュア(UVレジンのものでもOK) / 100均クリアフレーム / クッキングシート / 油性マジック(あれば)

毎年余りがちな夏色マニキュアを使って♪来年には、固まって使えなくなってしまうので装飾の塗料として使いました。作り方(描き方)はとっても簡単!とても存在感のある1枚に仕上がります。

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noineさんのアイデア

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黒のハイヒールのソール部分を、赤のマニキュアで塗ってしまうという斬新なアイデア!残ったマニキュアの大量消費もできますよ♡

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ぱき蔵さんのアイデア

鍵を可愛くおめかし♡

材料 : 鍵 / ネイルシール(無くても可) / マニキュア / トップコート / マステ / プラスチック製の皿

マニキュアとネイルシールを使って、鍵をかわいくアレンジした作品。マニキュアはしっかり乾燥させるのがポイント。自分だけのオリジナルキーが作れますよ。

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ザッキー☆さんのアイデア

マニキュア活用☆ペットボトルで作れる簡単ブレスレット

材料はペットボトルとマニキュア2つだけ!ペットボトルとは思えないほどの完成の高さ!お子さんと一緒に工作するのも楽しいですね。

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ネイルを楽しんだあとは、正しい捨て方を

どうやって廃棄したらいいか迷いがちなマニキュアですが、そのまま捨てず、分別するのが基本だとわかりましたね。

また、フリマに出品したり、雑貨やDIYに活用することもできるので、ぜひ試してみてください。

まとめ/暮らしニスタ編集部

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