Tシャツの基本のたたみ方を徹底解説!早く簡単にたたむ裏ワザも実例付きで紹介します

Tシャツの基本のたたみ方を徹底解説!早く簡単にたたむ裏ワザも実例付きで紹介します

ファッションアイテムの定番「Tシャツ」。季節を問わず着用しやすいTシャツですが、綺麗にたたみにくかったり、収納の正しい方法が分からなかったりと、家事のお悩みポイントにもなりがち…。今回は、そんなTシャツの簡単なたたみ方をご紹介します。早くたたむ裏ワザやコンパクトな収納方法なども解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

まずはTシャツの素材をチェック!

Tシャツのたたみ方をご紹介する前に、まずは、シワにならないようにたたむためのチェックポイントとして、「Tシャツの素材」について説明していきます。

シワになりやすい素材

多くのTシャツの素材として使われている綿(コットン)は、実は非常に縮みやすくシワになりやすい素材です。肌触りが良く吸湿性にも優れていおり、着心地抜群というメリットがある一方でシワになりやすいので、たたむ際などは折り目の跡が付きやすいので注意しましょう。

シワになりにくい素材

スポーツウェアなどによく使われるポリエステルは、シワになりにくい素材です。非常に吸湿性にも優れて速乾素材でもあるので、スポーツ用や汗をかきやすい季節に活躍します。

ドライ素材のTシャツも、ポリエステル素材が使われていてシワになりにくいです。更に、ドライTシャツはメッシュになるように素材が編まれているので、通気性や速乾性も非常に高く、まさにスポーツやアウトドアにピッタリ。

一方、ポリエステルなどの化学繊維は人によっては肌にかゆみを感じるなどトラブルになることも。化学繊維が肌に合わない方は綿素材のTシャツがオススメです。

良いとこどりなアイテムも!

ユニクロで販売されている「エアリズムコットンTシャツ」などは、服の表面に肌触りの良いコットン、裏面に乾きやすいポリエステル素材を使い、まさにそれぞれのメリットを良いとこどりしている作りとなっています。しかもシワになりにくいイージーケア仕様にもなっているので、Tシャツのケアにお悩みの方はこういったアイテムを取り入れてみるのもオススメです。

Tシャツを早く簡単にたためるワザ

簡単に見えて実は奥が深いTシャツのたたみ方。『ヒルナンデス!』などの主婦向け番組でも度々テーマとして取り上げられるほど、上手なたたみ方や裏ワザなど、様々な方法が編み出されています。アパレルショップなどでも行われている基本的なたたみ方から、テレビでも紹介されている時短テクニックや裏ワザまでを写真付きで説明しているので、ぜひ真似してみてくださいね。

基本のたたみ方(半袖・長袖)

アパレルショップの店員さんも行っている基本的なたたみ方からご紹介します。

まずは半袖から。裏返しにして広げたら、

首回りの幅に合わせるように端を折り、袖を折り返します。

反対側も同様に。

あとは二つ折りにしてひっくり返せば完成!

基本的な方法なだけあり、とても簡単です。たたみながらシワを伸ばし端を引っ張って整えるようにすると、綺麗な仕上がりになります。ロングTシャツの場合は、三つ折りにすると同じようにたたむことができます。

続いて長袖。長袖の場合は、袖の部分がかさばりやすいのでちょっとしたコツがあります。

長袖の場合も半袖と同様に裏返しに広げ、

袖を反対側の肩に向かって斜め上に折ります。

反対側の袖を、先にたたんだ袖の下にくるようにたたみます。上下の袖が重ならないよう、境目をしっかり揃えるのがポイント。

続いて、首回りに合わせるように両端を折ります。

あとは半分に折ってひっくり返せば完成です!

長袖Tシャツは袖の部分がかさばって形が崩れやすいのですが、紹介したたたみ方をすることで仕上がりが平らになります。上記の写真のように、何枚かTシャツを重ねて面置きしても崩れにくくなりますよ。

A4ファイル(下敷き)を使ったたたみ方

基本的なたたみ方は両端の折る幅を揃えると綺麗にたためるのですが、不器用で上手にたためないという方は「A4ファイル」を使うという方法も。

裏返しに広げたTシャツの首元真ん中の位置に合わせてA4ファイルを置きます。

ファイルに合わせて両端を折り、袖を折り返したら、

A4ファイルに沿って二つ折りにするだけで綺麗にたたむことができます!この方法なら、不器用な方はもちろん小さなお子様でも簡単に仕上がりますよ。A4ファイルの他にA4サイズの下敷きを使うのもオススメです。

また、Amazonなどに「洋服折りたたみボード」というTシャツを綺麗に折りたたむ専用の道具なども売られています。パタパタとボードを動かすだけでTシャツがたためるというアイテムで、1000円代で購入できるものも。

洋服をたたむ作業を少しでも簡略化したい方やお子様のお手伝い用として、こういったアイテムを使うのもオススメです。段ボールなどをカットして便利アイテムを手作りする方法もありますよ。

5秒でたためる「3点つまみ」

次にご紹介するのは、Tシャツのたたみ方の中でも最も有名な方法で、最近でもテレビドラマ『家政婦のミタゾノ』で家事の裏ワザとして登場しています。慣れてくると5秒以内でサッとたためてしまうんです!

まず、Tシャツを表向きに広げます。

続いて、Tシャツの襟の部分から裾にかけて1本のラインを意識します。ライン上で、襟側の端・真ん中・裾側の端の3点を順番につまんでいきます。

最初に、ラインの真ん中と、襟側の端をつまみます。

続いて襟側の端をつまんだ状態のまま、その手で裾側の端もつまみます。この時、真ん中をつまんだ手もそのままの状態をキープします。

3点をつまめたら服を持ち上げて、残っている服の方に被せるように折ります。

手を放せば完成です!3点をつまんで折るだけであっという間にTシャツがたためてしまいました。

最初は独特なやり方に戸惑うかもしれませんが、慣れると半袖・長袖問わず一瞬でたたみ終わってしまうとても便利な方法です。

テレビ番組でも取り上げられる裏ワザです

「3点つまみ」はテレビ番組などでも数多く取り上げられていて、『水曜日のダウンタウン』ではこのたたみ方の起源を辿る特集が組まれたことも!その調査の結果、家庭で役立つ裏ワザを紹介するバラエティ番組『伊東家の食卓』が発祥であることが分かったそうです。これだけ長く話題になっていることからも、このたたみ方の便利さがよく分かりますね。

ロール式Tシャツ

続いてご紹介するのは、Tシャツをくるくると丸める方法。コンパクトなのにシワにならないので、収納に便利なだけでなく旅行にもオススメのたたみ方です。

まず、Tシャツを表向きに広げ、

裾の部分を8㎝ほど折り返します。

続いてTシャツの両端を内側に折りたたみます。袖の部分は裾に向かって折り返しておきます。

あとは、首側から裾に向かってTシャツをくるくると丸めていきます。

緩すぎると崩れやすくなり、きつく巻きすぎるとシワの原因になるので、力加減に注意しながら巻いていきます。

丸め終わったら、折り返しておいた裾を表に返しながら、丸めた部分に被せるようにします。

あっという間にTシャツロールの完成です!コンパクトで細長いので、衣装ケースなどにスッキリと収納することができます。裾の部分を被せることで崩れにくくなり、旅行のときに便利なたたみ方です。

ミリタリーロール

続いてご紹介するのは、さらにコンパクトにたたむ方法で、その名も「ミリタリーロール」。アメリカ軍で実際に行われているたたみ方なのだそう。バラエティ番組『家事ヤロウ』でも紹介され、便利すぎると話題になっていました。

まずTシャツを表向きに広げ、裾の部分を約5㎝折り返します。

続いてTシャツの幅が3等分になるラインを意識し、左右に折って三つ折りにします。袖の部分は折り返して裾に向かって揃えておきます。

あとは首側から裾に向かってくるくるとTシャツを丸めていきます。

丸め終わったら折り返しておいた裾を表に返しながら、丸めた部分に被せるようにしたら完成です。かなりコンパクトな仕上がりになりました。

Tシャツが手のひらサイズくらいまで小さくなってくれるので、収納に大活躍!自立するたたみ方なので立てる収納にも活躍しますよ。小さめのスーツケースなどにも入るので旅行にも重宝しそう。くるくると丸めるだけなので、ロングTシャツなどでも使える方法です。

この方法は、警視庁警備部災害対策課の公式X(旧Twitter)にも動画付きでオススメされています。気になった方はチェックしてみてくださいね。

テロテロ素材でも立てて収納できるたたみ方

こちらは『ヒルナンデス』に出演経験のある整理収納アドバイザー赤工友里さんが紹介されていた、テロテロ素材でも立てる収納ができるようにする裏ワザ。ユニクロのヒートテックなど、柔らかくてたたみにくいものにオススメのたたみ方です。

まず服を表向きに広げます。

続いて、端を内側に折ります。袖の部分は裾に向かって折り返し、ピシッと伸ばすようにします。

反対側も同様に。

続いて、半分に下ります。

そうしたら3等分のラインを意識し、1回折ります。

続いて2回目を折るのですが、その際に1回折った部分にポケットができているので、このポケットの中に入れ込むように2回目を折ります。

完成したものがこちら。ヒートテックなどの柔らかい素材でも綺麗にたたむことができました。

たたむ前はテロテロしていてまとまりづらかったものでも、こうして立てて並べることができるので収納にかなり便利!ポケットに入れ込むことで崩れにくくなっているので、引き出しの中でぐちゃぐちゃにならずに済みそうです。

オリジナルのたたみ方を実践している人も

芸能人のなかにはこだわりのたたみ方を紹介している方もいます。元プロサッカー選手で現在は解説者としても活躍している槙野智章さんは、「なるべく見えるところにシワをつけたくない」ということから独特のたたみ方をされているようです。そのたたみ方というのが、下記のような手順になっています。

  • 裏返しにTシャツを広げる。
  • 袖の部分を内側に折る。
  • その後、両端を内側に向かって折る。
  • 半分に折りひっくり返せば完成。

槙野さんいわく「首元で折るのか袖で折るのかでシワのつき方が違う」のだそう。こうやって折ることで綺麗に仕上がるそう。たたみ方を自分流にアレンジしてみるのも面白そうですね。

暮らしニスタさんも実践中!

暮らしニスタさんのTシャツのたたみ方アイデアもご紹介します。

aicoさんのアイデア

Tシャツをたった5秒でたためる裏ワザ

最もメジャーな「5秒でたためる裏ワザ」を実践された暮らしニスタさんの投稿。つまむ場所が写真に記載されているので分かりやすい!

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丸 マイさんのアイデア

崩れにくいTシャツのたたみ方

整理収納アドバイザー発信の裏ワザ。Tシャツをコンパクトに折った後、裾部分で全体をくるむことで崩れにくくなるというたたみ方です。写真付きで詳しく紹介されています。

詳細を見る

Tシャツ収納のポイント

色々なたたみ方が分かったところで、ここからはTシャツをコンパクトに収納するコツやポイントをご紹介していきます。

衣装ケースやタンスに収納する場合

Tシャツの収納は、基本的に立てて引き出しに収納する「立ったまま収納」がポイント。片づけコンサルタントとして大人気の「こんまり」こと近藤麻理恵さんも、衣類の収納は立てることを意識しているそうです。

前の項目でご紹介した基本的なたたみ方をした後に二つ折りにするだけでも、引き出しの中に立てて収納することができます。また、ロール式Tシャツやミリタリーロールの方法も、コンパクトにスッキリと収納しやすいです。

引き出しの中では仕切りを活用するのもオススメ。例えば、白系Tシャツと柄物を区別したり、夏物と冬物を仕切って衣替えしやすくしたりと、スペースを有効活用できるようになります。

深さのある引き出しの場合は、自立するようにたたんだTシャツを重ねて収納することで収納力がぐんっとアップし、取り出しやすくなりますよ。

小さめのボックスを使う場合

最近では100均などでもオシャレなデザインのカゴやボックスが販売されているので、そういったアイテムを衣類収納に使うのもオススメです。ご紹介したロール式Tシャツやミリタリーロールのたたみ方なら、小さなボックスでもスッキリと収納することができます。

ボックスを使う場合も立てて収納を意識することで、上からどのTシャツか分かりやすくサッと取り出すことができます。季節や種類ごとにボックスに入れる衣類を分ければ衣替えにも便利。

特に、ロール式Tシャツやミリタリーロールは崩れにくいので、旅行先でもとても便利です。旅行の際にはボックスから丸めたシャツを取り出してそのままスーツケースに、という流れにすれば、わざわざたたみ直す必要もなく旅行準備の時短にも。

ハンガーにかける方法も

たたんだり収納したりするのが苦手という方は、いっそのことたたまずにハンガーにかけて収納するという方法も。洗濯物から取り出してそのままハンガーにかけるだけなので、とてもシンプルです。

瀧本真奈美さんのアイデア

肌着も部屋着もたたまない!

オールシーズン全ての服をハンガーにかけて収納。「【たたむこと】が大の苦手」ということで、負担になっていた「たたむ」作業をやめて、衣類が崩れないハンガーにした暮らしニスタさんの体験談。この保管方法や選択肢も、大いにアリ!ですよね。

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メルカリなどでTシャツを発送する際の梱包ポイント

Tシャツをメルカリなどで販売し発送することもあるかと思います。その際の基本的な梱包の仕方をご紹介していきます。

  • まずは綺麗に折りたたむことがポイント。ご紹介したたたみ方などを活用しつつなるべく綺麗にたたみましょう。
  • 続いてOPP袋などのきれいなビニール袋にTシャツを入れます。こうすることで発送時に梱包を防水仕様にすることができます。
  • 商品が開いてしまわないように封をして(必要であればラッピングも)宛名を記載すれば完成です。

Tシャツはそこまでかさばらないので、厚さが3cm以内の梱包の場合はメルカリ便のネコポスやゆうパケットで発送することで送料を抑えることができます。

しかし、ロングTシャツや厚手のシャツでこのサイズに収まらない場合は、無理に小さくたたもうとするとシワになってトラブルの原因になることも。そのTシャツのサイズにあった発送方法を選ぶように心がけましょう。

まとめ

テレビで何度も取り上げられている定番の方法から驚きの裏ワザまで、Tシャツのたたみ方を色々とご紹介しました。たたみ方をマスターすれば家事の時短になるのはもちろんのこと、収納や旅行などシーンに合わせてたたみ方を変えることで生活がより快適になること間違いなし。今回ご紹介したたたみ方で気になったものがあれば、ぜひ試してみてくださいね!

写真・文/あるぱか

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