【8月の道端】夏場の姿にゾッとしますー?金平糖のようなピンクの花を咲かせる「ヒメツルソバ」の夏の顔。

【8月の道端】夏場の姿にゾッとしますー?金平糖のようなピンクの花を咲かせる「ヒメツルソバ」の夏の顔。
投稿日: 2023年8月22日 更新日: 2023年8月22日
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料理愛好家。大阪在住/日常の小さな喜び(宝物)を大切にしています。保育...
春に金平糖のような可愛いピンクの丸い花を沢山咲かせる「ヒメツルソバ」!

夏場になって、花が咲いている頃とは違う姿を見せていますよ。
夏場に、空き家や道端で増殖している「ヒメツルソバ」が、なんだか怖いんですー!
可愛いお花を咲かせる植物ですが、夏場の困った姿をご紹介しますね。

では、いってみよう~♪

この植物は「ヒメツルソバ(ポリゴナム)」

この植物は「ヒメツルソバ(ポリゴナム)」

ヒメツルソバは、原産地はヒマラヤのタデ科イヌタデ属(ペルシカリア属)の多年草です。観賞用として、種も販売されている植物です。
昔はあまり見なかったこの植物が、最近、ポツリポツリと街中で見られ、その場所では溢れるように増殖しています。
ヒメツルソバは暑さに強いので、多少の葉焼け程度では枯れてはくれません。炎天下の真夏でも、いきいきしていますよ。

ヒメツルソバは、わざわざ水を与えなくても、降雨のみで十分な植物で、放任しておいても、草丈の低い葉を生い茂らせ、地面を覆い尽くすように茎を伸ばします。

お花は金平糖のように可愛いんですよ!開花直後はピンク色、しだいに色が抜けて白色へ

お花は金平糖のように可愛いんですよ!開花直後はピンク色、しだいに色が抜けて白色へ

春先などに、金平糖のような可愛いピンクの小さな花が咲かせますが、その後、種をつけ、それが「こぼれ種」となって離れた場所から発芽し、広がっていくんです。

お花の咲く時期は4月〜11月なのですが、真夏には花が少なくなります。
この写真は、春に撮影したものなのですが、夏はほぼ花はつけず、また、秋になり涼しくなると、花が増えてくるそうです。

夏場は花をつけないで、葉がむきだし、大きな葉のものはなんだか不気味ー!

夏場は花をつけないで、葉がむきだし、大きな葉のものはなんだか不気味ー!

茎の葉のある部分が土に接していると、そこから発根し増殖する特徴があるので、地面をとらえながら広がるんです。

春が過ぎ、やがて冬場を超えても多年草ゆえに、そのまま、成長し続けると、葉っぱのサイズがどんどん大きくなっていくんです。

夏場に、過剰なほど増殖し、成長して大きくなった葉だけを見ると、なんだか気持ち悪く感じるんです。赤い部分があるからでしょうか?
→私以外の人で、この状態を気持ち悪く感じない方もいるかもしれません。

ヒメツルソバは「宿根草」なので、駆除が大変です

ヒメツルソバは「宿根草」なので、駆除が大変です

「宿根草」なので、しつこいんです。たとえ、冬期に地上部が枯れたとしても、見えない地下の根は生き残り、再び発芽してくるんです。
地下に広がる根っこを完全に除去するのは難しいので、駆除は手こずります。根絶するには、除草剤を使う羽目になることも多い植物なんです。

他の植物を寄せ付けないほど密に繁殖します

他の植物を寄せ付けないほど密に繁殖します

近所の空き家の「ヒメツルソバ」です

近所の空き家の「ヒメツルソバ」です

増殖することを知って、一度は駆除したんですが、花後に種ができていたせいか、こぼれ種となり、たくさん芽吹いてしまいました。

こちら、他の空き家前の増殖中の「ヒメツルソバ」

こちら、他の空き家前の増殖中の「ヒメツルソバ」

お花は可愛いけれど、放任すると、どんどん増殖するのは本当ですよー!
凄いことになっている場所もあるんです。これは、一部です。

お花は、可愛いー!

お花は、可愛いー!

日本に、明治期に導入された可愛い花を咲かせる植物!放任しても、元気に育ってくれる植物です。

長所と短所のある、不思議な植物ですねー!
皆様に、良い点だけでなく、悪い点もご紹介させていただきました。

こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。

コツ・ポイント

•「ヒメツルソバ」のお花は、可愛いですが、多年草なので、大きくなってくると葉も成長します。夏場に成長して、増殖しすぎた姿を見ると、ゾッとしてしまいましたー!
土に接した節の部分から発根して繁殖していきますよ。長所も短所もある植物です。


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