可愛いけど、猛毒！「クワズイモ」で傘遊びは危険！お子様を守ろう！夏の旅行時に悲報を呼ばない為に！

奄美大島の「ハートロック」という、知る人ぞ知る、不思議な観光地があります。

潮の満ち引きの関係で、一定の時間でしか見られないのですが、「ハートの形の潮だまり」に青い海水が溜まって出現するんです。

小道を突き進んだ先の海岸を右側に進んでいくと、岩場にハートロックがありますよ。

ハートロックは干潮時にしか現れないので、潮見表などを確認してから訪れることをおすすめします。クワズイモは、小道にたくさん自生しています。アダンなども生い茂り、小さなジャングルを探検している気分になれますよ。大自然を体感できて、ここは、楽園そのものですよ。

こちらに行くには、このような小道をしばし、通り抜けないといけないんです。

ほとんどの人は、気にもかけてはいないのですが、100％安全とは言い切れません。海には「サメ」注意の看板、この小道には「ハブ」が出没する危険性も、ゼロでありません。

とはいっても、危険な時間帯に行かなかったり、こちらは観光地で人も多いので、人を苦手とするハブが自分から近寄ってくることもほぼなく、大丈夫な気もするんですが…。

ですが、危険性を全然知らないとなると、人は無防備ですよね。

この画像の中には、すでに危険な植物がうつっているんですよ。知らない方の為に、伝えたくなりました。

この植物は「クワズイモ（食わず芋）」です。観葉植物としても人気があります。

「クワズイモ」は、サトイモ科・アロカシア属の常緑性多年草で、温帯アジアなどに自生しています。旅先でも、見かけることも多いのはないでしょうか？クワズイモは、光沢のある大きな葉が特徴的です。

葉はサトイモに似ていますが、やや硬くて大きくて、60cm程度の大きな葉になることもあります。茎は太くて短いので、お子様だと、傘がわりに茎を持ってみたくなったりするんですよね。

クワズイモは人気の高い観葉植物のひとつですが、毒性があります。葉や茎を切ったときに出る樹液（汁）は触れるだけでも危険ですー！

切り口から出る汁にも毒素があるので、手で触れると危険です。

お家で鑑賞用に育てている「クワズイモ」を手入れする際も、直接手で触れないようにしたほうがよいそうですよ。樹液に触れると、かぶれや腫れなどの症状ができるそうです。

お子様は、葉を傘のように遊びたがることもあるかもしれませんが、茎を石などでカットしようと傷付けると、悲報を呼ぶことになるのでご注意くださいね。

クワズイモ（食わず芋）と名付けられたように、食べられません。

クワズイモは食べられないだけでなく、「シュウ酸カルシウム」という毒素を含んでおり、シュウ酸カルシウムは、日本の法令では、毒物及び劇物取扱法によって「劇物に指定される物質」で、食べると中毒症状をおこしてしまいます（口の中がしびれたり腫れたりする）。

酷い時には、下痢、嘔吐（出血を伴う）、一過性の言語障害といった中毒症状もおこす危険もあるそうです。

「クワズイモ」と姿形が似ていている「サトイモとハスイモ」って？

都会の街で見かけた、こちらは、「里芋」の葉です。
サトイモは根（芋）を食用としますよね。里芋の葉は、危険ではないそうです（里芋の種類により、調理すれば葉も、食べる事もできるものもあり）。

その里芋とそっくりな葉のハスイモは、茎の部分を食べることができるそうです。

しかしクワズイモ、サトイモ、ハスイモは似ているんですよね。

そのせいで、クワズイモの茎を誤食し中毒になる事故がしばしば発生しています。

ちなみに、大ヒットアニメの「となりのトトロ」で、サツキとトトロが出会うシーンで、トトロが雨除けに頭に載せている葉っぱは、里芋らしいですよ（撥水性の高い葉なので、水をはじく）！。

たくさんのハートに出会えた旅でした！でも、「クワズイモ」のハートには注意です！

旅先で「クワズイモ」が自生している姿を出会ったら、お子様から、目を離さないように注意してくださいね。

こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。