ショートケーキのデコのコツ☆ ~生クリームのナッペを美しく!

ショートケーキのデコのコツ☆ ~生クリームのナッペを美しく!
投稿日: 2014年12月5日 更新日: 2017年3月6日
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2児の母です。 仕事をしながらお菓子教室に通って、あとは独学で勉強し...
誕生日、イベントなどには手作りのケーキでデコレーションを楽しみたい!

そんな時の悩みの一つがナッペ(ケーキの生地に生クリームを塗る作業)かと思います。

ケーキのナッペを美しく仕上げるコツをご紹介したいと思います。

材料 (デコ型(丸型)15cmに対して)

  • 生クリーム :300cc
  • 砂糖 :30g
  • キルシュ(サクランボのリキュール) :お好みで

回転台とパレットナイフを用意します

回転台とパレットナイフを用意します

美しいナッペをするには、この二つは用意が必要です。
回転台は安いものでOK。今はスーパーなどの製菓道具のコーナーなどでも置いていますし、一つあればデコレーションがより美しくなりますよ♪

どうしてもない場合はなるべく平らなお皿を使って自分でテーブルの上に置いて回しながら。(かなり高度ですが)難しければ、わざとパレットナイフの筋を縦につけても。

パレットナイフはケーキのサイズや細かい場所に合わせて大小あると便利ですが、一般的なサイズでOKです。

生クリームについて

動物性の45%前後の濃厚クリームを使う場合、ナッペの間にクリームをどんどん混ぜている状態と同じことになるので、何度もやり直しているとポロポロと分離してきます。
慣れないうちは動物性を使う場合、45%と植物性を混ぜて使うと扱いやすくなりお勧めです。
動物性がお好きな場合は45%と35%をブレンドしても。あまり35%の低いものだけで作ると逆に泡立ちが弱くてクリームがだれてしまって難しいことも。
動物性のクリームを扱うのが心配な時は、分離しずらい植物性の「ホイップ」を使う方が安心かもしれません。

生クリームの泡立て

ナッペ(塗る作業)に使うのは動物性の場合は少し緩めの7分立てに。
塗っているうちにクリームが締まってくるからです。
上に絞るときには少し固めに後で泡だて器で少し混ぜて8分立てにすると絞りやすくなります。

植物性の場合はあまり分離しないのと、もともとが柔らかめの仕上がりなので、8分立てにしても。

動物性を使用する場合、少し泡立てる前のものをパックに残しておくと、万が一、泡立てすぎてしまった時に、それを合わせることでクリームを立て直すことができます(完全に分離した場合は難しいですが)

1段目にクリームを塗ってイチゴを並べる

1段目にクリームを塗ってイチゴを並べる

1段目にクリームをパレットナイフで塗って、イチゴを並べます。イチゴは縦1/3ぐらいの厚さの方が安定感があると思いますが、お好みで。

2段目を乗せたら薄くクリームをした塗り

2段目を乗せたら薄くクリームをした塗り

2段目を乗せたら薄くクリームをした塗りして本塗りするとさらにきれいに仕上がります。

このとき、まだ下のスポンジ生地が見えていてOK
ここから、仕上げできれいに塗っていきます。

ポイントは上から流す

ポイントは上から流す

生クリームをたっぷりと上に乗せ、左右に落とすようなイメージで回転台を少しずつ回しながら、側面にクリームを落とすように。
側面の分のクリームも上から横へ落とすように。

側面の分が足りなそうな場合はまた上にクリームをのせて同様に落としていきます。

回転台を回しながら表面を均します

回転台を回しながら表面を均します

パレットナイフを一定の場所に置き、パレットナイフを動かすのではなく、回転台を動かすイメージで。

こうすると、きれいに平らになります。
その時に自然と側面にもクリームが落ちていきます。

パレットナイフについた余分なクリームは生クリームが入ったボールのふちできれいにして、
作業の合間合間でクッキングペーパーできれいに。
そうすることで美しい表面に。

回転台を回しながら側面を均します

回転台を回しながら側面を均します

側面はすでに上から落ちたクリームで十分に補えますので、綺麗にしたパレットナイフを今度は立てて置き、
パレットナイフは一か所に固定して、回転台を回します。
こうすることで自然ときれいな側面に。

☆上のふちにクリームの堤防のようなものができますが、このクリームはのちにきれいに処理しますので大丈夫です。

底にたまった余分なクリームを取ります

底にたまった余分なクリームを取ります

底にクリームがたまるので、パレットナイフを浅く入れながら少しずつクリームを取ってはボールに戻し、ボールのふちでパレットナイフをきれいにしながら、一周取っていきます。

パレットナイフを平らに置き、外から内側へ均します

パレットナイフを平らに置き、外から内側へ均します

パレットナイフを寝かせながら、側面の上に立ったクリームを外から内側に向かってやさしく均します。
こうすることで、角がきれいにしあがります。

後は好きな絞りをほどこして。
ここまで終わったら一度冷蔵庫に入れてしっかり形を落ち着かせます。

すぐに移そうとすると室温でクリームがゆるくなっているところで、置いたときに、下の方がべちょっとなってしまうので、しっかり冷えて、クリームが固まってから。

デコレーション用のフルーツやパーツを飾って完成!

デコレーション用のフルーツやパーツを飾って完成!

しっかりクリームが冷えて落ち着いたら、その日使うお皿やトレーなどの上にパレットナイフ、ケーキ用のサーバーなどを左右から2本使ってゆっくりケーキを移します。
移すときは、真上から見ながら、お皿やトレーの真ん中に来るように。
置いたらゆっくり移動に使ったパレットナイフなどを抜きます。

また、全体を見て、正面に来るところが側面のナッペが一番きれいな場所を選びます。

上にフルーツや飾りを載せるのはお皿やトレーに移してから行った方がやりやすいので、一番最後にするといいと思います。

コツ・ポイント

クリームは一か所ずつに少しずつ塗っていくと思われがちですが、上から側面へ流すようにするのがポイント。パレットナイフを動かすよりも回転台を動かすことで一定の力が加わり、きれいにナッペができます。

どうしても上の表面に神経がいきがちですが、表面はデコレーションのクリームやフルーツで隠れてしまうので、あまり気にしなくてもOK☆

デコレーションは側面がきれいに仕上がっていると全体的に美しく見えます。
回転台とパレットナイフの使い方を覚えれば、あとは何度か行って行くとコツがつかめてきますよ♪



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