【DIY】諦めないで!割れたお皿を修復【手軽にできるなんちゃって金継ぎ】

【DIY】諦めないで!割れたお皿を修復【手軽にできるなんちゃって金継ぎ】
投稿日: 2020年1月9日 更新日: 2021年6月7日
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フードティレクター・料理研究家/料理Youtuber✳︎ 青色のお皿フェチ、料...
洗っているときに、ガシャーンッとかパキッとか。
愛用の器に災難が。
泣く泣くサヨウナラした経験はありませんか?

ちょっと待って、捨てないで〜っ。

数々のお料理乗せて思い出がある器。
その割れた日々さえ私とお皿の歩んだ歴史に。

「なんちゃって金継ぎ」で
器に新しい命を吹き込みましょう〜。

本来は漆を使ってする金継ぎ。
漆と聞くとちょっと敷居が高いですが、
今回はご家庭で揃えやすい材料を使った「なんちゃって金継ぎ」です。

材料 (用意するもの)

  • 金属・ガラス・陶磁器用ボンド 5分硬化タイプ :1セット
  • 金箔 :適量
  • つまようじ :数本
  • クッキングペーパー :適量
  • 絹の布 :1枚

基本の道具

基本の道具

ボンドは金属・ガラス・陶磁器用のボンドを使います。
5分で硬化するタイプがオススメ。

つまようじはボンドを混ぜたり、接着面にボンドを塗ったり
金箔を貼ったりと細かい作業に使います。

絹の布は最後の固まった後の拭き取りと磨きに使います。

金箔は専門店や、アマゾンなどで購入できます。
仏壇店などにて購入できることも。
その場合は置いていない所もあるので、
あらかじめ問い合わせて行くのがベスト。

割れたお皿編 

割れたお皿編 

お気に入りの青い小皿。
上から物が落ちでガシャーン。
ショックと言ったら半端ない。

接着剤を作る

接着剤を作る

クッキングペーパーの上に
ボンドのA液とB液を同量ずつ、少量の金箔を混ぜて接着剤を作ります。

ポイントは5分で固まってしまうので、
たくさん作ってしまうと固まって使えなくなります。
接着面 1箇所づつ、少量を繰り返します。

大きなカケラは1つでもいいですが、
細かく割れた部分はパーツで先にくっつけておくと
まとめやすいです。

接着面、両方にボンドを塗ります。
あまり塗りすぎるとはみ出て固まったときに盛り上がってしまうので、
塗りすぎに注意します。

接着します。
しっかりと抑えて外れなくなるまで置きます。

完全にボンドが乾ききる前に接着箇所のボンドの上に
金箔を乗せて貼って行きます。
接着面のボンドが触ってセロテープの接着面のような感じで
ペタペタっと感じる程度が目安。
金箔は手などにくっつきやすいので、爪楊枝を使うと便利です。

接着面が乾いたら絹の布で軽くなでながら拭き取ります。
あまりゴシゴシすると接着面につけた金箔がとれてしまうので、
さすりながら磨く感じがオススメです。

細かく割れた部分はパーツをまとめてから、
本体につけると作業がしやすいです。

完成

完成

ヒビ割れ編

ヒビ割れ編

こちらは洗っているときにコツンと当たって
ビリっとヒビが入ってしまったお皿。
母からもらったお気に入りだっだだけにこれもまたショックでした。

液の作り方、金箔の貼り方は割れた器編と同様。
ヒビを中心にヒビの上からでラインを作りながらボンドを塗ります。
裏、表両方します。

完成

完成

欠けたところには編

欠けたところには編

欠けてしまったり継いで穴が空いているところには
接着剤を埋め込むようにして形をお皿の欠けの部分を再生します。

固まりかけたら金箔を貼って軽く磨き、完全に固まる前に硬いもので抑えるなどして
滑らかに整えるときれいに仕上がります。
写真はつまようじを綿棒のようにコロコロ転がして面を整えています。

注意点

注意点

接着剤がついているとこにには金箔が張り付いてしまいます。
固まる前に継ぎ目を触って形が崩れたり、接着剤が周りについたところにも
金箔が張り付いてしまうととれません。
くっ付けるまでの作業をしたらあまりベタベタ触らないように
するときれいに仕上がります。

なんちゃって金継ぎの器の使用に際して

なんちゃって金継ぎの器の使用に際して

金のラインが入った美しい器は愛らしく暮らしを映してくれるインテリアに。
そのままおいたり、花受けにしたり、ドライフラワーを置いてみたり、
お気に入りの雑貨をいれてみたりして使うのがおすすめです。

※ボンドを使って”なんちゃって金継ぎ”をした食器は、
安全性が確認されていないため、
飲み物や食べ物が直接触れる形での使用はしないようにお願いします。
【メーカーHPより】
http://www.bond.co.jp/bond/support/faq/adhesive/#anc-faq9
あくまで食器をインテリアとして使用する場合に限りおねがいします。

コツ・ポイント

この「なんちゃって金継ぎ」の師匠、実は父。

母が大切に使っている器を父が継いでいて、
物を大切にする気持ちと共に、伝授してもらいました。

それからは割れた器は私もなんちゃって金継ぎで修復しています。

なかなか最初ははみ出しが大きかったり不恰好になることもありましたが、
それはそれで愛嬌があり愛着が湧きます。
慣れてきて、きれいに継げる様になるとそれはそれでとても感動します!

割れずに使えるのが一番ですが、
もし、愛着がある器が割れてしまったら、ぜひ試して見てください。



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2020年1月9日 16:02
SHIMAさん! あけましておめでとうございます。 暮らしニスタ編集部のこんどうです。 このアイデア、すごくいいですね! 興味津々で読み込んじゃいました。 金継ぎ、私もすごく興味があって、でも、漆をつかったり、本息で習うのにもけっこうお金がかかるので一歩踏み出せないでおりました。 でも、SHIMAさん流のこの方法なら、やれるかも! しかも師匠がお父さんとは、なんてステキな継承♡ 新年そうそう、ホッコリさせていただきました!
2020年01月09日 17:14:31
近藤さん あけましておめでとうございます♪ 今年もよろしくお願いいたします。 実は、私も金継ぎ教室、ずっと、興味があったけど、 漆の金継ぎはなかなかハードル高いし、 一歩踏み出せなかったのです〜。 高価な器なら本物金継ぎした方がいいのかもですが、 買った時とか、お料理出した時の食卓とか、 いろいろ思い出詰まっているから、 普段使いでお気に入りの器はこの方法で愛用できています。 父も古民家カフェをしている友人から昔、教わったそうで、 こうやって、物を大切にする気持ちも一緒に 伝わっていくのっていいな〜と思って、投稿して見ました〜。
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