フランス南部の郷土料理!【鱈のブランダード】

フランス南部の郷土料理!【鱈のブランダード】
投稿日: 2018年2月1日 更新日: 2018年2月1日
閲覧数: 14,924
11 この人たちがステキしました
ステキをしている人
author
長寿の里の公式アカウントです。美容と健康に必要な成分や、お水、野菜...
「タラ」は冬の代表的な魚で、旬は11~2月頃です。身が雪のように白いことから漢字では「鱈」と書きます。日本近海では北日本沿岸にマダラ、 スケトウダラ等が分布していますが、単に「タラ」と言うと「マダラ」を指すことが多いです。日本だけでなく、ヨーロッパ、アメリカ、カナダなど北半球で 重要な魚です。今回はそんな冬の魚、タラを使ったブランダードのレシピをご紹介します。

ブランダードはフランス南部のラングドック地方の郷土料理です。料理名のブランダードには「混ぜる」という意味があり、牛乳で茹でたタラとじゃがいもを ペースト状にして作ります。本来は干しだらを使いますが、旬の時期には生のタラを使ってみてはいかがでしょう。 バケットに塗ったり、チーズやパン粉をのせて焼いてグラタン風にしたりして楽しむことができます。生クリームを入れてもコクがあっておいしく、 お好みでやわらかさを調整してもよいでしょう。

タラは良質なタンパク質を豊富に含んでいますが、脂質は少なくカロリーも控えめです。タンパク質は身体づくりや健康のために欠かせない栄養素ですが、 美容にも重要です。肌のコラーゲンもタンパク質の一種で、ハリやツヤのある肌を支えています。たるみとシワの原因もコラーゲンの減少です。 ハリやツヤのある美肌のためにも、コラーゲンの材料となるタンパク質と、コラーゲン合成時に不可欠のビタミンCをしっかり摂っていきましょう。

また、ブランダードに使っている牛乳からも良質なタンパク質が摂れますし、じゃがいもからはビタミンCが摂れます。 ビタミンCは熱に弱い性質がありますが、じゃがいものビタミンCはでんぷんが保護してくれるため、加熱しても壊れにくいと言われます。 ブランダードで旬のタラのおいしさを味わいつつ、美肌づくりにも役立てて下さいね。

材料 (2~3人分)

  • タラ(生) :2切れ(150g)
  • じゃがいも :小3個(250g)
  • 牛乳 :150ml
  • オリーブオイル :大さじ1
  • にんにく :1/2片(2.5g)
  • :小さじ1/3(2g)
  • ローリエ :1枚
  • ローズマリー :1本
  • 仕上げの塩 :適量
  • ※塩だらも可。その場合は塩を調整して下さい。

手順1

じゃがいもは皮を剥いて四等分に切り、柔らかく茹でる。茹で上がったら水気を切っておく。たらは3~4等分に切り、皮と骨を除く。にんにくはすりおろす。

手順2

鍋に牛乳、にんにく、塩、ローリエ、ローズマリーを入れて煮立て、たらを加えて5分程煮る。

手順3

たらが煮えたら火を止める。ローリエとローズマリーを除いて1のじゃがいもも加えて木べらで潰し、オリーブオイルを加えて混ぜる。味をみて塩で調える。


SNSでシェア
詳しく見る