頭のいい子を育てる8つの生活習慣とは?

頭のいい子を育てる8つの生活習慣とは?
投稿日: 2014年8月13日 更新日: 2017年10月28日
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そもそも”頭がいい”とは、学校の勉強ができることではなく、知恵と勇気と問題解決力があって、人の気持がわかること。、脳の”前頭前野”という部分がしっかり働いている状態です。

机に向かって無理やり勉強させても、脳そのものは育ちません。五感に刺激を与え、生活リズムを整え、脳に良い食事をさせて、体を使って遊ばせる。一つひとつはごく普通のことですが、それを親が意識的に、しかも日々続けていくことが、真に頭のいい子を作るのだといいます。

では具体的に、脳がぐんぐん育つ生活習慣をあげていきましょう。

決まった時間に起床する

入園前の小さな子は、就寝時間や起床時間がバラバラになりがちですが、時間を決めて起こし、しっかり目を覚まさせてあげましょう。小学生になったら、目覚まし時計をかけて自分で起きられるように励ましてください。ちゃんと起きられたら「頑張ったね」とほめ、ドーパミン(やる気の原動力となる物質)の分泌を促します。自分で起きた日はカレンダーにシールをはり、「20枚たまったら○○を買う」などのごほうび制にしてもいいですね。

朝食に大豆、卵、お魚をとる

朝食は生活リズムの軸となるので、毎日きちんととることはもちろん、同じ時間に食べる習慣をつけましょう。食事の内容も大事で、ビタミンやタンパク質、ミネラル、炭水化物などの基本の栄養素をバランスよく、しっかりとることが大前提ですが、青魚などに含まれるDHAや、大豆などに含まれるアセチルコリンは、脳の働きをよくすると言われています。また、アセチルコリンの原料となるコリンは卵やナッツ類などに多く含まれているので、積極的にとるよう心がけて。

登園・通学時は”記憶&思い出し”で脳力アップ!

幼稚園や保育園に子どもを連れて行くときは、歩いて行きたいもの。ぼんやり歩くのではなく、”記憶&思い出し”を心がけます。例えば朝顔が咲いた家があれば、「今日は3個咲いてるね」と声をかけ、翌日は「今日は5個咲いてるよ。昨日はいくつだったっけ?」などと話しかけるのです。小中学生なら、昨日勉強した内容を思い出しながら、あるいは今日学校ですべきことを考えながら歩くように教えましょう。歩くと前頭前野が活発に働きます。この時に記憶&思い出すことで、さらに脳が鍛えられていくのです。

五感を使って遊ばせよう

小学生までは、1日最低でも1時間は外遊びの時間を作りたいもの。走ったりスポーツをするのはもちろんですが、五感を使った遊びもとり入れて。空をとぶ鳥や地面を歩くアリなど、遠くや近く、大きい物や小さいものを見ることは、注意深くものを見る訓練に。砂遊びで砂のサラサラ感、泥のベトベト感に触れると皮膚感覚が鋭敏になります。花の香りを楽しんだり、鳥の鳴き声に耳を傾けたり、親の言葉かけ一つで五感は豊かに育まれていく=脳の働きがよくなるのです。

どんどんお手伝いをさせよう

脳には”ミラー・ニューロン”という仕組みがあります。簡単にいえば、見たものを真似する機能。最近の研究では、他者の気持ちやその場の空気を読む力にも関わっていることがわかっているので、社会性を育てる意味でもミラー・ニューロンを鍛えることは大切です。日常生活では、積極的にお手伝いをさせるのも有効。ただし、言葉で指示するのではなく、必ず大人が見本を見せるという習慣をつけましょう。実際に見せたほうが言葉で説明するよりもずっと早く覚えますよ。

歩く、走るが脳を育てる!

中高生になったら運動部に入るのがオススメ。運動が体にいいことはだれもが知る常識ですが、脳の働きにも非常によい効果があることはあまり知られていません。30才までは、運動すればするほど酸素を取り込む能力が高まり、全身の細胞が活性化します。もちろん脳もです。若いうちにこの能力を高めておくと、年齢を重ねても低下するスピードが遅くなり、脳も若いままでいられるのです。幼児や小学生なら、家族ジョギング(またはウォーキング)を。

夕食は家族そろって楽しく♪

”孤食の時代”などと言われますが、食事はぜひとも家族でとりたいもの。なぜならそこに会話が生まれるからです。食事そのものも楽しいことですが、家族の会話や笑顔があればドーパミンがさらに分泌され、脳の活性化につながります。注意してほしいのは、食べ過ぎていないかどうか。肥満は脳の働きに悪影響を及ぼしますから、「ゆっくりかんで食べようね」などの言葉かけをする必要があります。とはいえ、食卓でガミガミいうことはNG。

日記をつけて「おやすみなさい」

子どもには日記をつける習慣をつけさせたいもの。日記をつけることは、一日の出来事を思い出し、トピックを選んで、文章に置きかえて書くという、いくつかの段階を踏みます。それを繰り返すことで、”短期記憶””作業記憶”と呼ばれるワーキング・メモリーが鍛えられます。ワーキング・メモリー能力の高い人は前頭前野がよく働いているということになります。子どもがまだ文章をかけない年齢なら、今日あったことを子どもに話してもらい、お母さんが日記帳に書いてあげてもいいですね。


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