子どもの預金口座をつくりたい!タイミングや注意することってある?

子どもの預金口座をつくりたい!タイミングや注意することってある?
投稿日: 2017年6月6日 更新日: 2017年6月6日
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子ども名義の預金口座ってどんなきっかけやタイミングでつくればよいのでしょうか? 気を付けなければいけないことってあるの? 教育資金の積み立てから、子どもにお金の管理をさせる第一歩としての口座まで。子ども名義の預金口座開設にまつわるポイントを紹介します。

子ども名義の口座を開設するきっかけ

基本的に子ども名義の口座はいつでも開設できますが、なんと生後1か月以内につくってしまう親も。それは頂いたお祝いを入金したり、子どもの教育資金の貯蓄や将来使えるようにと積み立てを始めるよいきっかけだから。その他、よくあるタイミングとしては、幼稚園入園時や初めてお年玉をもらった時、児童手当を受給した時などでしょうか。ただ、最近はマネーロンダリングといった金融機関を使った犯罪などの防止のため、銀行での本人確認などの管理が厳しくなっているそうです。子ども名義の口座からお金を下ろすとき、「ご本人様(子ども)でないと下ろせません」なんて言われてしまう可能性も。また、年間110万円を超えるような金額を子ども名義で貯金する場合は、贈与税などの税金問題が発生する可能性もありますので注意が必要です。教育資金を積み立てる目的で口座をつくるのであれば、親名義の口座を利用した方がよいかもしれませんね。
金銭教育を目的としている場合は、子どもがある程度金銭感覚を持つようになってから。たとえば小学生ごろになって、おこづかいを渡すようになった時、いっしょに銀行窓口に足を運んで口座をつくるのはいかがでしょう。いずれにしても、親が子どものために、お金について何かを残してあげたいと考え始めた時が、子ども名義の口座を開設するベストなタイミングだといえそうです。

口座開設に必要なものって?

子ども名義の口座開設に必要な持ち物は、下記の書類・身分証明書などです。
・親の本人確認資料(運転免許証、パスポートなど)
・子どもの身分証明書(健康保険証、パスポートなど)
・印鑑(届出印)
・最初に入金する現金(いくらでもOK)
子どもが同伴せず、親だけで口座開設をする場合などは、親子関係がわかる証明書(住民票、健康保険証、母子手帳など)が必要な場合もあります。
金融機関によっても違いがありますので、必ず事前に確認して、しっかり準備をして行きましょう。

口座開設に注意することって?

また、口座開設の際に、銀行から「口座を開設する理由」が尋ねられるようになったそうです。好ましくない返答をしたり、過去に親の口座が犯罪に悪用されていたりする場合は開設拒否されることがあります。子どものおこづかいやお年玉の管理のためなど、理由をしっかり準備しておきましょう。また、「暗証番号」を決めなければなりませんが、その場で考えると子どもの誕生日など他人から簡単に推測されやすい番号になりがちです。前もって考えておくことも大事なポイントです。
その他、どの金融機関で口座を開設するかも難しい選択ですが、まずは子どもに自分でお金を管理するという自覚を持たせるために、歩いて行ける場所に支店がある銀行や郵便局がおすすめです。
そして、いずれ進学や引っ越しがあることも想定して、全国展開している金融機関やネットバンクなどを選択しておくことも重要なポイント。目的に合わせて、開設前にじっくり検討しておきましょう。

上手に子ども名義の口座を運用するコツ

子ども名義の口座を上手に運用するコツは、「親のお金は入れない」こと。子ども名義の口座を開設したら、親のお金とは明確に使い分けるようにしたいものです。使用目的以外の用途では出金しないように、子ども名義の口座はあくまでも子どもに関するお金だけを管理するようにしましょう。
また、金銭教育を目的とした口座であれば、ある程度の年齢になれば子ども自身で管理させることも必要です。親が「今月はこれだけ」とお金の使い方を決めてしまうと、子どもの金銭教育にはならないから避けたいという意見も。失敗から学ばせるというスタンスも大事なのだそうです。2016年から未成年(0から19歳)を対象に、年間80万円分の非課税投資枠から得られた譲渡益、分配金・配当金に対して税金が非課税になる「ジュニアNISA(ニーサ)」の制度も始まりました。親子で一緒に投資運用を学んでいく、なんて教育スタイルもこれから一般的になっていくかもしれません。
大学に進学する時、運転教習所に通おうと思った時、結婚する時……お年玉などをコツコツ貯めた自分名義の通帳を渡されて、感激した経験を持つ人も少なくないのではないでしょうか。いつその口座をバトンタッチするかを考えることも、子ども名義の口座を運用するポイントかもしれません。


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