浴室乾燥機は干し方の工夫でコストカットに? 効果的に使うコツ

浴室乾燥機は干し方の工夫でコストカットに? 効果的に使うコツ
投稿日: 2017年3月29日 更新日: 2017年4月16日
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快適なバスライフをサポートする「浴室乾燥機」。“ミストサウナ”や“打たせ湯”といったユニークな機能が付いていたり、新築物件の標準仕様として浴室乾燥付きの住宅も増えています。
そこで、この便利な設備を効果的に活用するコツをARUHI編集部が調べてみました。

浴室乾燥機はガスと電気の2種類

浴室乾燥機はガスと電気の2種類

まず、浴室乾燥機の種類には、「ガス温水式」と「電気式」があります。

「ガス温水式」は熱源機で作られたお湯を循環させるシステムのため、熱源機や配管を設置する工事費が必要です。しかし、パワフルな暖房能力が魅力で、「電気式」と比較するとランニングコストが低い傾向にあります。

一方、「電気式」は「ガス温水式」ほどの初期費用はかかりません。また、オール電化や、深夜電力の安いプランを利用すれば、ランニングコストを抑えることも考えられます。

設置方法としては、「天井埋め込み(ビルトイン)タイプ」や「天井付けタイプ」、「壁掛けタイプ」があります。「天井埋め込みタイプ」は天井に埋め込むことによって浴室の空間を広く保つ仕様で、新築物件への設置やバスルームのリフォームを行う際の導入が多いタイプです。

既存のバスルームに“後付け”をする場合は、換気扇部分に設置する「天井付けタイプ」か、既存の換気口を利用して設置する「壁掛けタイプ」が適しています。

衣類乾燥、暖房、換気・乾燥などの便利な機能

衣類乾燥、暖房、換気・乾燥などの便利な機能

浴室乾燥機には様々な機能がありますが、最も代表的なものは “衣類乾燥機能”でしょう。

冬場や梅雨など、天気が悪く屋外に洗濯物が干せない場合でも、短時間でしっかりと衣類を乾かすことができ、臭いのもととなる細菌の繁殖を抑える効果もあります。時間を気にする必要がないため、夜に洗濯物を乾かすことも可能。さらに、天日干しと比べて花粉やホコリが衣類に付く心配もありません。

冬場に活躍するのは“暖房機能”です。寒い浴室の中で熱いお湯につかってしまうと、その温度差によって血圧が急激に変動し、「ヒートショック」を起こす危険があります。「ヒートショック」が要因と考えられる脳梗塞や心筋梗塞の死亡は年々増加しており、特に高齢者や高血圧の方は注意が必要です。しかし、この“暖房機能”を使って予め浴室を暖めておけば、このような危険を予防することができます。

その他にも、 “換気・乾燥機能”を普段から使用することで、カビや滑りの原因となる湿気や、浴室特有のイヤな臭いの発生を抑えることが可能です。また、最近では美容や健康を意識した機能が備わったものもあり、“ミストサウナ”や“打たせ湯”を自宅で楽しむこともできます。

洗濯物を“早く”“無駄なく”乾かす効果的な方法は?

洗濯物を“早く”“無駄なく”乾かす効果的な方法は?

洗濯物を乾かす際にとても便利な“衣類乾燥機能”ですが、電気代やガス代といった光熱費が気になる人も多いのではないでしょうか。そこで、コストを抑えるためのポイントを紹介します。

・“干し方”がコストカットの鍵!
効率的に洗濯物を乾かすうえで最も重要なのは、“干し方”の工夫です。洗濯物は、浴室内の物干しバーにハンガーを使って干していきます。この時、「厚手で乾きにくいもの」を浴室乾燥機の近くに干し、「薄手ですぐに乾くもの」を風が当たりにくい物干しバーの両端に干すようにしましょう。また、洗濯物を多く干しすぎると空気の流れが悪くなってしまうため、10cmほどの間隔を空けて配置するのもポイントです。そのうえで、しっかりと全体に風が行き渡るように風向きも調整しましょう。

・乾燥時間の目安を確認!
乾燥時間を長く設定しすぎると、無駄なコストがかかってしまいます。洗濯物の量や衣類の種類によって必要な時間は異なりますが、まずは各メーカーの取り扱い説明書にある目安の時間をきちんと確認することが大切です。

・洗濯物や浴室の水気をしっかりオフ!
水分が多い衣類ほど、乾燥に時間がかかってしまいます。乾かす前にしっかりと脱水することを心掛けましょう。また、浴室の湿気も洗濯物が乾く時間に影響します。浴室内の水滴を拭きとってから洗濯物を乾かすことで、時間を短縮することができます。

・こまめな掃除も大切!
汚れが詰まっていると、浴室乾燥機のパフォーマンスが落ちてしまいます。月に1回程度はフィルターを取り外して掃除をしましょう。

浴室乾燥機を導入すれば、快適な入浴環境が手に入るだけでなく、掃除や洗濯といった家事も楽になるでしょう。自分たちに必要な機能やタイプを考えたうえでライフスタイルに合ったものを選び、有効に活用しましょう。

【引用元記事】
https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-0817/


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