大豆(イソフラボン)を食べると若々しくなれる!?

大豆(イソフラボン)を食べると若々しくなれる!?
投稿日: 2017年1月29日 更新日: 2017年3月6日
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私たちがよく口にする豆腐や味噌の原料である大豆は、「畑の肉」と呼ばれているほどたんぱく質が含まれています。その他にも、コレステロールの上昇を抑えてくれる大豆レシチン、血中脂質の低下が期待できる大豆サポニンといったさまざまな体に有効な成分を含まれています。

中でも、特に注目しておきたい成分が「大豆イソフラボン」です。これは、女性ホルモンとよく似た働きをしてくれます。まず、腸内に大豆イソフラボンが運ばれると、分解後にアグリコンという成分に変わり、体内へと吸収されていきます。

このアグリコンが加齢によって減少してしまう女性ホルモンの代わりになってくれるのです。そのため、大豆イソフラボンは、更年期障害の改善や、骨粗しょう症の予防を期待できるといわれています。

イソフラボンが私たちの体にもたらす美容・健康への働き

それでは、より具体的に大豆イソフラボンが私たちの体にもたらしてくれる働きについて紹介していきましょう。

【健康に関する働き】
大豆イソフラボン(ゲニステイン)と、女性ホルモン(エストロゲン)は化学構造式においてとてもよく似ており、その働きも類似しています。
女性ホルモンが体の中で減少してしまうと、糖尿病の原因ともいわれているコレステロール値が上昇してしまったり、骨を丈夫にするために不可欠なカルシウムが不足してしまうなどの、さまざまな悪影響をもたらしてしまいます。
さらに生理不順などをはじめ、イライラ、不眠、ほてり、頭痛といった症状をもたらす更年期障害を引き起こしてしまうことも珍しくありません。
一般的に女性ホルモンは加齢とともに減少していくといわれており、その対策として、大豆イソフラボンやビタミンEなどの、女性ホルモンを補う成分を摂取することが最善の方法だとされています。

【美容に関する効果】
ある大手食品会社が大豆イソフラボンに関する実験を行ったところ、美肌にも大きな働きをもたらすことが期待できるという結果が出ました。
この実験では、目の下のたるみやシワなどが気になる30後半~40代の女性26名を2つのグループに分けて、一方のグループのみに、40mgの大豆イソフラボンアグリコンを3か月間摂取してもらい、その後の経過を観察したものになります。
実際に2つのグループの肌を確認してみると、摂取グループには「肌の弾力」「シワの減少」「保湿機能や肌の明るさの上昇」などの結果が確認されたとのことです。
大豆を摂取することで、美容的な改善作用をもたらすことがあるといっていいでしょう。

大豆イソフラボンが含まれている食品

このように、大豆イソフラボンで女性ホルモンを補うことは、体を良好な状態に保ち、女性の大きな関心事でもある、美容に関しても大きな効果を期待できることにつながっていきます。実際、栄養学においても大豆イソフラボンは大変注目されている成分です。 ご家庭の食卓に加えてみてはいかがでしょうか? 



【栄養士ライター】スズキ
栄養士養成施設を卒業後、栄養士の資格を取得し食品会社に勤務。食品会社を退職後は、自宅で料理教室を開き栄養学上正しい料理を広めています。現在は料理教室の運営の傍らタウン誌などで記事を執筆するなど、フードライターとして執筆を中心とした活動も行っています。NO.036


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