野菜の洗い方 簡単で楽な洗い方とは?

野菜の洗い方 簡単で楽な洗い方とは?
投稿日: 2017年1月29日 更新日: 2019年4月5日
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スーパーなどで販売されている野菜には、生産時に病気予防や害虫などの駆除に使われていた、農薬などの物質が付着している可能性があります。
特に日本は、面積あたりの農薬の使用率が高く、何と世界的に見ても韓国に次ぐ第2位となっているのです。外国産のフルーツなどにも、強い農薬が散布されていたり、ワックス剤などを塗布していることが多いといわれています。

仮に、こうした農薬が付着した状態の野菜などを口に入れてしまうと、アレルギー反応を招いたり、ホルモンバランスが崩れてしまうといった、さまざまな健康被害をもたらす原因となってしまうので十分な注意が必要です。

こうした被害を回避するためにも、野菜などを料理する時には、しっかりと農薬を洗い流すための方法を知っておくといいでしょう。

家庭でできる簡単な洗い方

野菜を料理する時には、できる限り表面の農薬を洗い流すことが何より重要になってくるのです。ちなみに、皮などを剥いて食べるものについては、農薬の心配がないといわれています。
それでは、野菜の調理の際に農薬を取り除く方法を紹介していきましょう。

【外側の葉を取り除く】
キャベツや白菜といった葉が何重にも重なっている「結球野菜」といわれる野菜に対して有効な方法です。葉の表面に農薬が付着していることが多いので、外側の葉を取り除きましょう。これだけで、農薬に関する不安を大幅に解消できます。

【スポンジなどでこすり洗いする】
キュウリやピーマンといった果菜類に適した方法です。手でしっかりと洗い流すだけでも効果がありますが、表面をスポンジなどでこすり洗いすれば、かなりの量の農薬を洗い流せます。

【お酢や塩水に漬ける】
お酢や塩には、水分やアクを抜く働きがあるため、野菜を漬けておくと残留農薬などを洗い流しやすくなります。漬けた後は、塩もみや板ずりなどをして流水で洗うとより一層、有害物質を取り除く効果が高まります。

【購入時に注意をする】
近年では、消費者の間でも安全に関する考えが高まってきました。販売側でも、産地や生産者に関する詳細な情報が確認できるようになりましたので、農薬を使わない、信頼できる生産者の野菜などを購入することも安全な野菜を選ぶ一つの方法といえるでしょう。また、きれいにパックされているものよりも、棚置きされている商品は鮮度も高く旬の素材であることが多いといわれています。

野菜を食べるうえで心がけておきたいこと

今の日本では、一般に流通する野菜に農薬が付着することは、避けることができないといわれています。
もちろん前述したような農薬を使わずに栽培した野菜を選んだりすることで避けることもできますが、消費者側でも、そのような事情を踏まえ、農薬を口に入れない努力を心がけていきましょう。



【栄養士ライター】スズキ
栄養士養成施設を卒業後、栄養士の資格を取得し食品会社に勤務。食品会社を退職後は、自宅で料理教室を開き栄養学上正しい料理を広めています。現在は料理教室の運営の傍らタウン誌などで記事を執筆するなど、フードライターとして執筆を中心とした活動も行っています。NO.040


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