秋に旬を迎える里芋の“ぬめり”パワー

秋に旬を迎える里芋の“ぬめり”パワー
投稿日: 2016年10月20日 更新日: 2017年3月6日
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秋になると色々な食材が旬を迎えますが、里芋もその一つです。ホクホクとした食感とやさしい風味が魅力の里芋ですが、実はとても栄養価の高い健康食材なのです!

里芋は、なんといってもあの“ぬめり”が特徴的ですよね。この独特のぬめりには「ムチン」という物質が含まれています。ムチンは糖とタンパク質が結びついた「糖タンパク質」の一種で、肝臓や腎臓の機能低下を防ぎ、胃壁を守る効果があると言われています。内蔵機能が低下してきたと感じている人にはおすすめの食べ物だと言えるでしょう。

また、ムチンには「唾液腺ホルモン」の分泌を促進する働きがあります。唾液腺ホルモンは食べ物の消化をサポートし、消化不良を防いでくれます。消化不良を引き起こしてしまうと、硬い便が形成されて便秘がちになります。ムチンは、そんな消化不良と便秘の両方の改善に効果が期待できるのです。

ムチン以外の栄養成分も豊富!

里芋に含まれる栄養成分は、ムチンだけではありません。「カリウム」の量は、イモ類のなかでもトップクラス。カリウムは血圧を下げる効果が期待できるので、高血圧などの生活習慣病の改善にぴったりです。

また、便秘の改善に効果的な「食物繊維」「ビタミンB1」「ビタミンB2」もバランス良く含まれています。ビタミンB1が不足すると、乳酸などの疲労物質がたまり、疲れやすくなります。また、むくみや食欲不振などの不調をひきおこすことがあります。ビタミンB2は細胞再生や代謝を促す働きがあり、健康な肌や髪を維持するために必要な栄養成分です。里芋は、健康だけでなく、美容を意識する女性にも理想的な食材なのです。

里芋は栄養価の高い健康食材

里芋に含まれる栄養成分を余すことなく摂取するためには、調理方法にも注意が必要です。おすすめの食べ方は、ムチンがたっぷり含まれたぬめりを洗い流さず、皮をむいたらそのまま煮てしまう方法です。ぬめりが残ったまま煮ると、たくさん泡が発生しますが、これが気になる場合は、軽く炒めてから煮ると良いでしょう。

里芋は低カロリー食品でもあるため、ダイエット中の方にもおすすめです。同量のレンコンよりもカロリーが少なく、さつま芋の半分程度。カロリーを気にしている人は、じゃが芋やさつま芋のかわりに里芋を料理に取り入れてみてください。ポテトサラダ、カレー、グラタンなどに活用するのもおすすめです!

里芋を選ぶときには、硬くて重みがあるものを探しましょう。色は茶色で、割れめのないものがベストです。暖かい地域で育った里芋は、冷蔵庫には入れず、日のあたらない常温の場所で保存すること。洗ったり切ったりしてしまったものは傷みやすいので、できるだけ早く食べるようにしましょう。

旬を迎える里芋のパワーで、健康な体を手に入れてください!


【美容ライター】エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。NO.092 


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