栄養価が凄すぎ!パセリを侮ることなかれ

栄養価が凄すぎ!パセリを侮ることなかれ
投稿日: 2016年7月20日 更新日: 2017年3月6日
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パセリは料理の付け合わせ、彩りとして添えられているという印象を持っている人が多いと思います。
さらに生のパセリを食べる人は少なく、あの独特の強い香りと苦味が苦手で、食べ残してしまう方も多いことでしょう。しかし、パセリを侮ることなかれ。栄養価が高い野菜なので、残すのはもったいないのです。

パセリに含まれる栄養価と効能

パセリには100g中200mgのビタミンCが含まれています。これは野菜・果物の中でもトップクラス! パセリを1本食べると、ビタミンCは1日の必要量の半分、カロチンは30%摂取できます。人参に次ぐ含有量のβカロチン、ほうれん草の4倍の鉄分、さつま芋の2倍のカリウムを含み、さらにカルシウム、ビタミンB1・B2なども豊富なこともあり、栄養価がとても高い素晴らしい野菜だといえるでしょう。その栄養価の高さから、パセリを摂取することでさまざまな効能が期待できます。

【口臭・食中毒の予防】
パセリの香り成分であるアピオールやピネンには殺菌作用あり、腸内の悪玉菌の繁殖を防止し、口臭や食中毒を予防してくれます。

【貧血予防】
ヘモグロビンのもととなる鉄分や、その吸収を促すビタミンCが作用します。

【美肌効果】
皮膚の健康状態を保つカロチンの効果と、シミやシワを予防するビタミンCの効果により、肌荒れを防いでくれます。

他にも、生理不順や髪の毛の成長促進、肝機能向上などの効果も期待されています。これだけの効果を得られるのなら、ぜひとも食生活の中にパセリを取り入れたいですよね。

パセリを生活の中に取り入れよう

多くの効能を期待されるパセリは、料理の付け合わせ以外に美味しく食べる方法があります。

【料理のアクセントに】
油を引いたフライパンで、約30秒加熱するととても柔らかくなり、旨味がアップします。これは肉料理のトッピングやソース、素麺等の薬味として使用することができます。また、オムレツや玉子焼きに刻んだパセリを入れたり、ジャガイモやベーコン、肉と炒めたり、おひたしにしたりするなど、アイデア次第で美味しく食べられます。

【パセリジュース】
果物をベースにしたものにパセリを適量入れた生ジュースは香りが気にならず、十分な量を摂ることができます。

【パセリ酒】
パセリの若葉150gを氷砂糖100g、ホワイトリカー1リットルに漬けて2カ月ほど置くと、香りの良いパセリ酒ができます。毎日飲めば貧血予防、疲労回復や食欲増進にも効果があるようです。

料理以外にも、虫に刺された箇所にパセリの生葉を擦り潰して擦り込むと、痒みや痛みを和らげてくれます。パセリを水で煮て布巾でこしたものは、肌の脂肪分を取り除いてくれるので、ローションやヘアーリンスとして使用可能です。

このように、本当にさまざまな用途で使えるパセリ。ポット苗を購入すれば比較的簡単に栽培できます。乾燥させて細かくしておけば、いつでも簡単にインスタントスープに浮かべることもできます。栄養価が高く用途も多いパセリをキッチン周りで簡単に育てて、毎日の食生活に取り入れてみましょう。



【栄養士ライター】スズキ
栄養士養成施設を卒業後、栄養士の資格を取得し食品会社に勤務。食品会社を退職後は、自宅で料理教室を開き栄養学上正しい料理を広めています。現在は料理教室の運営の傍らタウン誌などで記事を執筆するなど、フードライターとして執筆を中心とした活動も行っています。
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