ゲッ……お腹が痛い!梅雨時の食中毒を防ぐためにできること3つ

ゲッ……お腹が痛い!梅雨時の食中毒を防ぐためにできること3つ
投稿日: 2016年7月12日 更新日: 2017年3月6日
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じとじと雨の季節、気温も上がって食中毒が増えるそうです。食中毒にならないよう家庭ではどんなことに注意したらいいのでしょうか。対策を調べてみました。

食中毒とは?

まず食中毒とはどういうことなのか、おさらいしましょう。
食中毒は食べたものが原因で下痢、おう吐、腹痛、発熱などの症状が起きるもの。「食あたり」ともいいます。
本来は、胃酸で殺菌してしまうのですが、菌が大量に入ってきたり、強い菌だったりすると食中毒になってしまうのです。

食中毒の原因には、ウィルス性・細菌性・自然毒(フグや毒キノコなど)・化学物質(洗剤や食品添加物など)・寄生虫(生魚に付いた寄生虫など)があります。ウィルス性は冬に多く、自然毒、化学物質、寄生虫は季節に関係なく原因物質が口に入ったとき発症します。

これからの季節、特に注意しなければいけないのが、細菌性の食中毒です。高温多湿の日本の梅雨~夏は細菌が繁殖するのに絶好の環境ですし、暑さで身体の抵抗力が弱るのも、食中毒を起こしやすい要因になっています。

「付けない、増やさない、やっつける」で食中毒を予防

食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」だそうです。具体的にはどうしたらいいのでしょうか。

1.細菌を「付けない」ための対策

・賞味期限などをよくチェックし、新鮮な食材を選んで購入する。
・肉や魚から出る汁が他の食材につかないよう気をつける。
・調理道具と手は洗剤やせっけんを使いよく洗う。
・台所の生ゴミなどと食品が触れあわないように気をつける。
・調理前、調理中、調理後もこまめに手を洗う。
・調理をしない人も、帰宅後、トイレのあと、食事の前に石けんで手を洗うことを習慣づける。特におむつ替えのあとは忘れがちなので注意。

2.細菌を「増やさない」ための対策

・要冷蔵や要冷凍の食品は買ってきたあと、すぐに冷蔵庫や冷凍庫へ入れる。
・冷蔵や冷凍の食品を室内に長時間放置しないようにする。
・残った食品早めに食べる。
・少しでも変な臭い、味がするようなら食べずに処分する。

3.細菌を「やっつける」ための対策

・肉や魚には充分に加熱する(中心部の温度が75℃以上で1分以上加熱)。
・体内で「やっつける」ために、疲労や睡眠不足、栄養バランスの偏りなどで免疫機能が低下しないよう、体調に気をつける。

どれもすでに対策していることばかりという方もいるかもしれませんが、油断は禁物です。基本を守って食中毒を防ぎましょう

もしも食中毒になってしまったら

お子さんがもし食中毒になってしまったら、どうしたらいいでしょうか。

下痢がひどいからと下痢止めを飲むと、原因菌が何時までも体内にとどまり、余計に悪化させてしまうことがあります。
おう吐がある場合は、気管に詰まらせないよう横向きに寝かせましょう。
脱水症状を起こさないよう、スポーツドリンクや湯冷ましをこまめに飲み、医療機関を早めに受診しましょう。
たかが食中毒とあなどってはいけません。大人と違って体力のない子どもは命に関わることがあります。


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