住宅購入は分相応に!「夢のマイホーム」ではなく「現実的なマイホーム」を購入しよう!

住宅購入は分相応に!「夢のマイホーム」ではなく「現実的なマイホーム」を購入しよう!
投稿日: 2016年6月2日 更新日: 2017年3月6日
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人生の3大資金、住宅、教育、老後と大きなハードルがありますがそのハードルも低くしておけば楽に飛ぶことが出来ます。いずれのハードルも1つずつ飛ぶわけではありません。
重なっている時期が必ずあるわけです。そのハードルを下げておけば人生における経済的な負担は簡単になくなります。今回は最初にくる住宅費用のハードルの下げ方をご紹介したいと思います。ここでつまずくと次のハードルを飛び越えられなくなりますので大事な部分です。

一生に一回の買い物だからと高い住宅を買うのは不正解

一生に一回の買い物だからと高い住宅を買うのは不正解

皆様が口を揃えていうのが「家は一生に一回の買い物だからこだわって良い家を購入したい」と言います。私もその通りだと思いますが、現代では自分の理想の家を購入できるのは選ばれた人だけだと私は思っております。その理由は簡単です。時代が違うのです。この考え方は一昔前の高度経済成長期の考え方です。バブルが終わり約25年間経済は低調です。その間に何が起ったか?それは支出の増大と可処分所得の減少です。(可処分所得とは自由に使える手取りの金額の事です)バブル崩壊後、間違いなく物価は上がっています。しかも給料は増えず、社会保険料と税金だけは上がっております。そんな中で身の丈に合わない良い家を購入してしまうと自己破産が待っています。現代ではそこそこの良い家を工夫してなるべく安く購入するというのが正解と言えます。

新築、一戸建てにこだわらない

「夢のマイホーム」という言葉、私はもう死語だと思っております。首都圏では新築、一戸建ての平均価格は4029万円となっております。これに諸経費、住宅ローンなどの利子を加えると6000万円近くになります。生涯に稼ぐ金額は学歴、企業規模にもよりますが約2億円位が平均です。年収500万円として40年間でこの金額です。年収金額と言っても可処分所得となると年収400万円位になります。すると可処分所得では1億6000万円です。これが平均的な人生の自由に使える金額になります。この中で住宅に6000万円も使ったら残りは1億円です。衣食住という言葉がありますが、家計調査報告(家計収支編)平成27年(2015年)平均速報によると総世帯の食費は年額812,646円 月平均 67,720円です。自立してから50年と計算しても食費だけでも総世帯計4063万円もかかります。他にも教育費、交際費、車費用、保険代とかかるお金はいっぱいあります。ですから「夢のマイホーム」ではなく「現実的なマイホーム」の必要があるわけです。

狙い目は築浅物件の中古住宅

完成してからまだ年数が新しい物件は狙い目です。新築価格の約3分の2位の値段で取引されております。それでもまだ年数が経っていない為、小奇麗で快適に過ごすことが可能です。4029万円の3分の2であれば2686万円です。実にリーズナブルです。これなら総額で4000万円以内に住宅費用を抑えることが出来ます。

一番のお勧めは団地リノベーション物件

一番のお勧めは団地リノベーション物件

築年数は結構経っているけれど内装や水回りなどを全て一新して販売しているのがリノベーション物件です。この物件を専門に取り扱っている会社もあります。中でも団地リノベーション物件が格安です。築40年と年数は経っていますが物件価格は350万円で3LDKと格安となります。あとは500万円かけてリノベーションすれば850万円で快適な家が手に入ります。これなら現金で購入することも可能です。問題は築年数が経っているので建て替えがあるのかどうか?今後の事を不動屋さんによく確認しておくことです。団地なので人が多く住んでおり、公園などの緑が多く、スーパーなども近くにあり、格安なお勧め物件となっております。

コツ・ポイント

年収の5倍位が物件価格の目安といいますがその年収が続くわけではないという事を忘れないで下さい。これからの時代は縮小の時代と良く言われております。そこそこの良い家を工夫してなるべく安く購入するというのが今の時代での正解と言えます。しかし人には考え方が違うという特徴がありますのでタワーマンションがどうしても欲しいという人は他の部分を削ってでも購入しても良いと思います。しかし分相応でないと次にくる教育、老後というハードルは飛び越えることが難しくなると思っていて下さい。(ヨースケ城山)


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