電子レンジで上手にあたためる方法とは!? 肉まん、唐揚げ、焼き魚もおいしく♪

電子レンジで上手にあたためる方法とは!? 肉まん、唐揚げ、焼き魚もおいしく♪
投稿日: 2016年3月4日 更新日: 2017年3月6日
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毎日の食事づくりに大活躍の電子レンジ。特に食品のあたため機能は、使わない日がないほど便利ですよね。

ところで、食品によって上手なあたため方があるのをご存知でしょうか? ごはんやお惣菜をおいしくあたためるには、それぞれに適した方法があるんです!

そこで今回は、おさえておきたい電子レンジでのあたため方のコツをご紹介します。ちょっとした工夫で、いつもの食事がぐんとおいしくなるはず!

1.食品×調理アイテムを賢く組み合わせよう!

1.食品×調理アイテムを賢く組み合わせよう!

ご飯や揚げ物、焼き物などの食品をあたためる時は、しっとり仕上げたい、カラッと仕上げたいなど、目指す食感によってアイテムを変えるのがポイント。ラップやクッキングペーパー、クッキングシートを上手に使い分けましょう。食品ごとの正しい加熱時間もあらためてチェック!

【ごはん、煮物などを“しっとり”仕上げるにはラップ】

ラップは鍋のふたのようなもの。水分を含んだ食品の乾燥を防ぎ、汁気の飛び散りも防いでくれます。
カレーやシチューは、ふきこぼれないように深めの耐熱容器に入れ、隙間をあけてラップをかけて加熱します。加熱ムラができやすいので、途中で一度取り出して全体をかき混ぜ、さらに加熱するのがおすすめ。

<加熱時間の目安>
1人分(200g)で1分30秒~2分(レンジ強500W)、または1分10秒~1分40秒(レンジ強600W)

筑前煮などの汁気の少ないものも、耐熱容器に入れ、隙間をあけてラップをかけて加熱します。汁気のまったくない煮ものは、水少々を全体にふりかけるとしっとり仕上がります。

<加熱時間の目安>
100gで1分20秒~1分40秒(レンジ強500W)、または1分~1分20秒(レンジ強600W)

調理済みのシューマイは1個ずつ水にくぐらせて、軽く水気をきってから耐熱皿に並べ、隙間をあけてラップをかけます。水分を加えることで、あたためた時の皮の乾燥を防げます。

<加熱時間の目安>
150g(10個)で1分20秒(レンジ強500W)、または1分(レンジ強600W)

水分のある冷やご飯は、ラップなしでそのまま加熱。パサついたごはんや硬めごはんは、水を少々ふりかけてからラップをして加熱しましょう。冷凍ご飯にもラップをかけます。

<加熱時間の目安>
1膳分(冷やご飯150g)で1分~1分30秒(レンジ強500W)、または50秒~1分10秒(レンジ強600W)

ピラフやチャーハンなどの油を使ったご飯ものは、ラップが破裂しないよう、隙間をあけてふわっとかけます。冷やご飯と同じようにサラッと仕上げたい時は、ラップなしでもOK。

<加熱時間の目安>
1人分(250g)で2分(レンジ強500W)、または1分40秒(レンジ強600W)

【揚げ物、焼き物を“カラっと”仕上げるにはクッキングペーパー】

フライや天ぷらなどの揚げ物は、耐熱皿にクッキングペーパーを敷き、ラップをかけずに加熱。水蒸気がこもらず、余分な水分が吸収されるので、ベタつかずにカラッと仕上がります。
しかも、揚げ物の余分な油分も吸収してくれるので、カロリーダウンにも効果が! 揚げ物のあたため直し用専用シートを使えば、よりヘルシーによりおいしく仕上がります。

<加熱時間の目安>
100gで1分20秒~1分40秒(レンジ強500W)、または1分~1分20秒(レンジ強600W)

焼きギョーザなどの焼き物も、クッキングペーパーを敷き、ラップなしで。焼き魚は皮がはじけるのを防ぐため、切れ目を少し入れておくといいでしょう。

<加熱時間の目安>
焼き魚1尾(100g)で1分(レンジ強500W)、または50秒(レンジ強600W)
焼きギョーザ(100g)で1分20秒(レンジ強500W)、または1分(レンジ強600W)

もう一つのおすすめは、蒸し器のような使い方。肉まんなどをあたためる場合、食品を軽く水にくぐらせたあと、水でぬらして軽く絞ったクッキングペーパーをかける(包む)と、ふっくらしっとり蒸しあがります。

<加熱時間の目安>
200g(2個)で1分30秒(レンジ強500W)、または1分10秒(レンジ強600W)

【“焦がさずにふっくら”仕上げるにはクッキングシート】

電子レンジのマイクロ波は、塩分や糖分の多いところに集中しやすく、そこだけ早く加熱されるので、タレのついた食品では焦げムラができやすくなります。そこで、うなぎのかば焼きや焼き鳥などをあたためる時は、クッキングシートではさんで加熱するのが正解。お皿のこびりつきも防げます。

<加熱時間の目安>
焼き鳥1本(30g)で25秒(レンジ強500W)、または20秒(レンジ強600W)
うなぎの蒲焼き(150g)で1分(レンジ強500W)、または40秒(レンジ強600W)

2.電子レンジでのあたため時間は短めに!

加熱のしすぎは、食品が固くなったり、風味が落ちたりする原因。庫内で食品が破裂するなど危険なこともあります。最初は標準のあたため時間よりちょっと短めに設定して、様子をみながら追加するといいでしょう。

特に注意したいのは、飲み物のあたためすぎ。電子レンジから取り出したりかきまぜたりしたとき、一気に沸騰して中身が飛び出す「突沸」という現象が起こることがあります。
コーヒーや牛乳、みそ汁などは、加熱時間に気をつけ、あたため過ぎてしまったら冷めてから取り出すようにしましょう。分量を容器の7~8分目くらいにしておくと、ふきこぼれも予防できます。

<加熱時間の目安>
飲み物カップ1杯(150cc)で1分50秒(レンジ強500W)、または1分30秒(レンジ強600W)

3.作り置きのおかずは、レンジ加熱で衛生的に!

常備菜として便利な、ひじきや切り干し大根などの煮物。お弁当に入れる時や食べる前に電子レンジにかけると、殺菌効果を期待できます。耐熱容器に入れ、隙間をあけてラップをして加熱しましょう。加熱ムラ=殺菌ムラを防ぐため、途中でかき混ぜると安心です。

<加熱時間の目安>
切り干し大根(50g)で1分10秒(レンジ強500W)、または50秒(レンジ強600W)
ひじき(50g)で1分10秒(レンジ強500W)、または50秒(レンジ強600W)

知っているようで知らないことが多い、電子レンジでのあたためテク。さまざまな調理アイテムを上手に選んで、加熱方法をしっかりマスターすれば、もっと便利に使いこなせるはずです。ぜひ参考にしてくださいね!


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