カレーの豆知識★カレーに欠かせない♡「福神漬」の物語

カレーの豆知識★カレーに欠かせない♡「福神漬」の物語
投稿日: 2016年1月25日 更新日: 2017年3月6日
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さて、問題です♪
明治時代に、誕生した漬物といえば、次のうち、どれでしょう?

1.千枚漬
2.べったら漬
3.福神漬


「1.千枚漬」は、江戸末期に京都で生まれました。

「2.べったら漬」は、東京の名産で、江戸時代に誕生したようです。


そう、、、正解は、「3.福神漬」でした~!!
みなさん、当たりましたか?


カレーの付け合わせでおなじみの3.福神漬は、意外や意外、明治生まれ!
しかも、東京上野生まれです。


ずっと、「福神」だなんて、めでたい名前からして京都生まれだと思っていました。
しかも、明治って…意外と若かったんですね~。


でも、どうしてカレーの付け合わせに?

なんと!!

実は、カレーの付け合わせになったのは、偶然だったのです!!

知ってました?



そもそも、福神漬は明治19年上野に店をかまえていた『酒悦』というお店の
15代目店主 野田清衛門が生み出しました。

福神漬は、7種類の野菜を細かく刻み、
しょうゆや砂糖、みりんなどで調味漬けしたものです。


野菜が7種類入っていることから、
店近くの不忍池に7福神が祭られていること、
ご飯とよく合い、おかずも要らないことから、お金がたまる!!
“七福神が来たように幸せだ!!”ということで、
「福神漬」と流行作家・梅亭金鵞が名づけました。


う~ん、、、ウマイというか、なんというか…。


では、どうして?いつ頃からカレーの付け合わせになったのでしょう??


所説ありますが、一番有力な説としては、
『日本郵船の食堂』の出来事があります。

明治35年頃のことです。
船の食堂では、カレーの付け合わせとして『チャツネ』が出されていました。
しかし、ある時、チャツネが切れてしまったのです。

そこで、コックの食事用に積んでいた「福神漬」を代わりに出したのです。
それが、日本人の味覚に合って、大好評!!


カレーの辛味に、「福神漬」の強い甘みが絶妙にマッチ!
「福神漬」には、漬物なのに、塩辛さや酸味が少ないことも、
カレーに合うポイントなのでしょう!

ちなみに、この日本郵船の食堂で、
カレーの付け合わせに「福神漬」が出されていたのは、1等の食堂だけ。
他の食堂では、たくあんが出されていたんですって!
きっと、「福神漬」は、当時は高価だったんでしょうね。
しかし、カレーとたくあんの組み合わせって、どうなんでしょう???


もう一つ、ちなみに、
「福神漬」を生み出した『酒悦』さん。
「福神漬」はもちろん、商品名でしたが、
商標登録をとらなかったそうで、
「福神漬」は商品名でなく、漬物の名前として、
世間に浸透していったのです。


酒悦の「福神漬」、もちろん、今でも売っています!
カレー好きには定番の定番!なのです。

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