香り高く作るコツは?「かやくごはん」【中嶋シェフに教わる和食7】

香り高く作るコツは?「かやくごはん」【中嶋シェフに教わる和食7】
投稿日: 2016年1月17日 更新日: 2017年10月27日
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9年連続でミシュランの星を獲得している名店「新宿割烹 中嶋」の中嶋貞治シェフから、ちょっとの手間と工夫でおいしく仕上がる和食のコツを教わります。特に寒い季節、家族が喜ぶかやくごはん。根菜のうまみと香りを引き出すコツは「先に煮る」ことでした!

「生の具を直接炊飯器で炊くよりも、一度煮て香りを出してから炊いたほうがおいしく仕上がります。汁のほうにうまみと香りがつくからなんです。今回の具のほか、きのこもいいでしょう。ごぼうはささがきにするより、いちょう切りにしたほうが香りが出ます」

材料(2合分)

米 2合
干ししいたけ 3枚
あぶらあげ 1枚
にんじん 1/5本
こんにゃく 1/4枚
ごぼう 1/8本
A・だし汁 2カップ強
A・薄口しょうゆ 大さじ1
A・日本酒 小さじ1
A・みりん 小さじ1/2
A・塩 小さじ1/2

1・米をとぐ

米をといで水に30分ひたしておき、ざるにあげて水を切る。

2・下ごしらえ

2・下ごしらえ

干ししいたけは水で戻し薄切りにする。あぶらあげは縦半分に切ってから千切りにし、熱湯をくぐらせて油抜きをして水けを切る。にんじんは長さ3㎝の薄切り、こんにゃくは熱湯で下ゆでして長さ3㎝の短冊切りにする。ごぼうはたて4つに割ってから薄いいちょう切りにし、酢水にさらしてアクを抜き水けをきる。

3・煮る

3・煮る

鍋にAの煮汁の材料を入れて強火にかけ、2を加える。沸騰したらアクを取り、ひと煮立ちしたらざるでこして具と煮汁を分ける。

4・炊く

4・炊く

炊飯器に米を入れ、2の煮汁2・5合(450ml)を注ぎ入れ、米をおおうように3の具を入れて炊く。煮汁が足りない場合はだし汁を加える。

5・盛りつける

5・盛りつける

炊きあがったら5分ほど蒸らし、底のほうから大きく混ぜる。茶碗に盛る。

*profile*

*profile*

中嶋貞治・1956年 東京都生まれ。北大路魯山人主宰「星岡茶寮」の初代料理長だった祖父、「新宿割烹 中嶋」を開いた父と、料理人一家に生まれ育つ。京都で修業を重ねた後、1980年、父親の後を継ぎ、「新宿割烹 中嶋」の二代目店主となる。

このシリーズは、社食運営の国内最大手「エームサービス」の、プロ向け講習会を取材しました。美味しく健康的なメニューに定評あるエームサービスが、中嶋シェフが会長をつとめる「超人シェフ倶楽部」とコラボ、「おとなの食育プロジェクト」として展開する取り組みです。ぜひチェックを。



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