初女おばあちゃんに聞く「食」のこと『食は魂に響くもの』

初女おばあちゃんに聞く「食」のこと『食は魂に響くもの』
投稿日: 2015年7月8日 更新日: 2017年10月28日
閲覧数: 576
1 この人たちがステキしました
ステキをしている人
author
ベビモ冬春号の表紙は近藤千尋さん♡ ベビモは3月、6月、9月、12月...
おむすびで人の心をいやす青森のおばあちゃんこと、佐藤初女さんを知っていますか?半世紀にわたり心病める人を受け入れ、話を聞いてきた『森のイスキア』の佐藤初女さん。活動の中で、最も大切にしているのは“食”です。「悩み苦しんでいる人も、食べておいしいと感じたら、心の扉が開き、胸の中の詰まったものが吐き出されます」と話します。そんな初女さんにコモ読者の多くが抱える悩みについて答えてもらいました。

Q.手作りがいいのはわかっているけれど、ついつい忙しくて外食させてしまいます

A.食は魂に響くもの。外食に引っぱられないで
『食ほどストレートに心を伝えるものはありません。心を込めてていねいに作った料理は、心を通り越して魂に響きますから、外食に引っぱられないように、それ以上においしいものをつくって家庭で食べるようにしましょう。ただ、その時に食べるものを、その時間に全部作ろうとすると難しいので、ちょっと前に野菜を洗うとかゆがくとかして、下ごしらえをしておいたり、箸休めのような常備菜をすぐに出せるようにしておくといいですね。それがないと待っているほうは、おなかがすいてイライラしてしまって、しなくていいけんかにまで発展しますから。忙しくても「この中で何が作れるだろう」と工夫してやっていると、また道が開かれていきますよ。』



Q.とにかく野菜を食べない!栄養が偏りそうです……

A.水分をうまくとるのがおいしく作るコツ
『なんといっても、おいしく作ることですが、野菜を調理するときにはコツがあります。青菜をおいしくゆがくには、引きあげるタイミングが大事。沸騰したお湯に入れて、しばらくすると色鮮やかになる瞬間があるので、このときにあげること。茎を切ってみると透明になっています。それから水分をきちんととること。ゆがいた野菜をあえるときは布で水分をとり、野菜いためも水分の多い野菜は最初にからいりしておくと、仕上がりがベチャベチャになりません』


佐藤初女(さとう・はつめ)さんProfile
1921年(対象10年)青森県生まれ。小学校の教員を務めたあと、24才で結婚。夫と死別後、’83年に悩みを抱える人を受け入れる『弘前イスキア』として自宅を開放。

コツ・ポイント

☆おいしく作る基本☆
①食材は新鮮なもの、旬のもの、地場のものを選ぶ。
②何回も味見をして、完成の味に近づける。
③完成する前に火を止めて、余熱で調理する。

「Como8月号」ではこの他にもQ&Aを掲載中です。食で子育ての悩みが解決するってほんとう?子どもが食べることに興味がないみたい。どうやったら食べてくれますか?毎日の献立は悩みの種。ヒントを教えてください…などなど、初女さんさんにズバリお答えいただいています♪


Baby‐mo & Como編集部さんのおすすめ情報

SNSでシェア


関連するキーワード