「春の道端の雑草」お子様、ペット注意!食べられる雑草「カラスノエンドウ」じつは、毒があります。

「春の道端の雑草」お子様、ペット注意!食べられる雑草「カラスノエンドウ」じつは、毒があります。
投稿日: 2024年4月10日 更新日: 2024年4月10日
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料理愛好家。大阪在住/日常の小さな喜び(宝物)を大切にしています。保育...

この植物は、「カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)」です。

この植物は、「カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)」です。

カラスノエンドウは地中海沿岸地方原産のマメ科ソラマメ属の越年草植物で、日光を好み春になると日本のいたるところで見られる植物です。

カラスノエンドウは繁殖力が強く、葉の先端に巻きひげを形成して周囲の植物に絡みついたり、自生したり、群生したりします。そのため、雑草として呼ばれることが多い植物です。
また、周囲のものに絡みつきながらピンク色の花を咲かせます。この植物の種子が黒くなることから、「カラス」の名前が付けられました。

カラスノエンドウの花言葉は、「小さな恋人たち」「未来の幸せ」「喜びの季節」。

カラスノエンドウの花言葉は、「小さな恋人たち」「未来の幸せ」「喜びの季節」。

カラスノエンドウの花は5枚の花弁からなり、葉の脇から生えてきます。1つの苗から花が1~3個ほど咲きます。雑草の中でも、葉も花姿も特に美しく、とても魅力的です!

この花の撮影は、4月の2週目に入ったばかりの頃です。公園や植え込みに雑草として自生していましたよ。

その姿を見ると、春の訪れを感じることから、「未来の幸せ」や「喜びの季節」という花言葉が付けられました。見る人を豊かな気持ちにさせる美しい花姿にぴったりな花言葉ですね!

食べられるとは知っていましたが、毒性もある?毒があるのを、知らない方も多いのではないでしょうか?

食べられるとは知っていましたが、毒性もある?毒があるのを、知らない方も多いのではないでしょうか?

カラスノエンドウは、葉、花、サヤ、実をまとめて食べることができますが、注意が必要です。
なぜなら、カラスノエンドウには毒性を持つ成分である「レクチン」が含まれているからです。

一般的には食用とされませんが、適切な加熱処理を行うことで毒性を無害化することができます。しっかりと加熱することでレクチンの毒性が失われ、安全に食べることができます。
ただし、不完全な加熱では中毒の危険性が残るため、注意が必要とのこと。

そのまま公園に生えているカラスノエンドウを、お子様やペットが口にするのも注意しないといけませんね。

カラスノエンドウは別名ヤハズノエンドウともいい、小葉の先は矢筈状にへこむのが特徴です。

カラスノエンドウは別名ヤハズノエンドウともいい、小葉の先は矢筈状にへこむのが特徴です。

小葉の数は12枚~16枚です。

いざという時に役に立ちそう!食べ方次第では、安全に食べられる植物です。

いざという時に役に立ちそう!食べ方次第では、安全に食べられる植物です。

カラスノエンドウは、葉や茎の部分が利用されます。旬は暖かい春頃で、若くてやわらかい部分を食べます。
葉や花、実も食べられますが、実は大きくなると硬くなるため、膨らむ前の小さなものを摘んで食べます。

味は同じマメ科の豆苗に似ており、味噌汁、天ぷらなどに向いているそうですよ。

コツ・ポイント

•毒性は、しっかり加熱することで無毒化できます。公園などに自生している「カラスノエンドウ」をお子様やペットが食べない様に気をつけてあげてくださいね。


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