物語は、セレブ達が暮らす超高層マンション、ヘラパレスでの豪華絢爛なパーティーから始まる。富裕層のみが入居を許される「ヘラパレス」では誰もが成功した人生を歩んでいるように見えるが、パーティーが開かれた夜、ある少女が高層階から転落するのをペントハウスに住むシム･スリョン（イ･ジア）が目撃する。
学歴と不動産バブルで深刻化する韓国の格差社会をメインテーマとする本作。
韓国の社会問題を背景に頂上を目指す者たちの欲望渦巻く神経戦から目が離せません！
第2話からヘラパレスに住む子どもたちの家庭教師として、物語に登場したミン・ソラ。
凄く可愛くて仕事もしっかりこなす感じの良い子なのですが、この作品は
「金持ちではない良い子ちゃん」は徹底的にいじめますよね！
そう、ミン・ソラもまた、いじめられてしまいます。(大号泣)
しかし彼女は自分の正義は貫き通し、ダンテ(100階在住のスリョンの夫)とソジン(85階在住・ソプラノ歌手)の不倫現場もカメラに収め、それを脅しの材料として本人たちを脅す！
「ミン・ソラいけいけーーー！負けるなーー！いけいけー！！！」
と彼女に感情移入しかけていたそのとき・・・悲劇が起こります。
住人のサンアが銅像に抱かれ死んでいるミン・ソラを発見。
「ミン・ソラぁぁぁぁぁぁ！！！！
1話のオープニングで落下している少女はミン・ソラだったのかぁぁぁぁーーー！」
そんな感じで伏線回収も、視聴者に対する”感情のジェットコースター”作りもお見事の展開。
なぜミン・ソラは死んでしまったのか！？自殺なのか、他殺なのか！？
ミン・ソラを監禁した者、
ミン・ソラを殴った者、
ミン・ソラを階段から突き飛ばしてしまった者、
泥酔しすぎてその日に限って記憶を失ってしまった者、
自身の怪我をひた隠しする者、
ミン・ソラが屋上から落下する姿を見てしまった者、
そのミン・ソラの死体を使って隠ぺい工作し、「別の場所」で亡くなったことにする者。
正直に打ち明ける者もいれば、墓場まで持って行くつもりでだんまりを決める者も。
ただそれぞれに「罪悪感」があるからこその行動なので、その罪悪感からか「亡きミン・ソラ」の幻覚を見てうなされる人も多く、明らかにキャラクター全員余裕がなくなってきます。
しかし、そこはさすがのペントハウス上層階住民たち！
スリョン、ダンテ、ソジンは鋼の心臓すぎるあまり、さらに積極的に真実を知ろうと、嘘をつこうと、積極的に行動しまくります。
あなたたちのバイタリティ、見習いたいよ・・・！すごいよ・・・！
首席で合格したミン・ソラが亡くなったことにより、繰り上げ合格となってチョンア芸術高校に通えることになったペ・ロナ(ユニの娘)。
学校でもロナはイジめれてしまいますが、転任してきた体育教師ホドンはロナいじめに加担する生徒にも罰を与えたり、ソジンにも屈しなかったりとかなりの革命児。
ロナの味方になるのか！？敵になるのか！？それとも！？
そして母親のユニもまた、目的が近いスリョン(100階在住)の力を借りて、
土地の売買で金を貯めていく。
スリョンの夫のダンテにも屈せず、ついにはダンテを脅して大金＆ヘラパレス45階に住む権利をGET！
ついにユニ・ロナ親子がヘラパレスにやってきます。
ここからさらに面白くなりそう～！
第18話まで視聴しましたが、「これでもか！これでもか！」というくらいに毎話たくさんの急展開がつめこまれ、
良い意味でいえば「飽きない」、
合わない人からすれば「見るのに疲れてしまう」
と、思うような充実した内容。
しかし、とにかく誰がなんといおうと「面白い」☆
これに尽きると思います。
ストーリー展開の面白さはもちろんのこと、今まで日本のドラマばかり見てきた私にとっては「見たことない」展開と世界観で毎話ビックリさせられる。そんな視聴者に与える「インパクト」の大きさや角度も面白いな～と感じました◎
また、私自身「ミステリー」が大好きなので、本作ではミステリー要素も楽しめる点が素晴らしい！
1．魅力的なキャラクター
2．推理と謎解きの要素
3．ペースとテンポ
4．意外性とトゥイスト
5．設定と雰囲気
以上の5つのポイントが「ミステリー」作品には大事だと思っておりますが、本作は全ての条件を満たしている、レベルが高すぎる作品。
ミン・ソラ殺しの真犯人も気になりますが、キャラクターたちの動向からも目が離せない！
引き続き、「ペントハウス」を楽しく視聴していきたいと思います！
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