舞台はセレブだけが住むことのできる100階建ての超高層マンション「ヘラパレス」。
一般庶民には遠い世界のお話・・・なんですか？ここは？
話の始まりはこのヘラパレス1周年の記念パーティー。
花火が上がり、華やかな会場に盛り上がるセレブ達。
そんな高級マンションの最上階「ペントハウス」に住むスリョンが見たものは・・・
そんな謎に満ちた話の展開に
スタートから何がこれから待ち受けているのか期待感が高まります。
実は韓国ドラマを以前はいくつも観ていた時期がありました。
まずは歴史ものから入って現代ものも観つつ、やっぱり歴史ものが好き。
どちらにも共通するのが韓国ならではの社会問題。
「格差」「学歴」「復讐」「親子の愛」「プライド」「裏切り」
「嫁姑問題」「親からの過度な期待によるストレス」「劣等感」などなど
たっくさん必須要素があるんですけど
「ペントハウス」にはこれらが全部盛り込まれているんですよね。
話が進むにつれてクローズアップされる問題が次々と出てきますが
始めに注目されてくるのが格差と学歴。
韓国ってこれがものすごく重要視されていますよね。
日本の受験戦争とは比べ物にならないくらい大変で
これで人生が決まってしまうイメージ。
韓国ドラマで人気のものってかなりの確率ですごいセレブが登場しませんか？
財閥とかアメリカで成功したお金持ちとかって必ずと言っていいほどいたりするんですけれど
このドラマは舞台が高級マンションなのでほぼセレブ。
あまりに非現実的な世界ですが、そこで親近感がわく一般庶民代表が
セレブたちからのしつこい嫌がらせやいじめを受けても耐えて倍返し！という展開が定番。
ここまではよくある話なんですけれど、これで終わらないのがこのドラマ。
だってサスペンスですから！
前半数話分のストーリーは過去に起こった事件の当事者の2人をめぐる
確執や復讐が絡んだ子どもの受験問題が大きくて
サスペンス要素がどこかに飛んでしまったような気がするかもしれませんが
じわじわとすべてが繋がって謎が少しづつ解明されていきます。
登場人物たちがお互いを探り合い、疑い、
自分が持っているカードを出すタイミングを計って駆け引きし
きっとこの人が犯人よね？犯人が判明した？ということが覆ることが何度も！
話の初めはメインのキャラは庶民代表のオ・ユニだと思っていたのですが
途中まで前に出てこない常にほほ笑みを絶やさない人格者、
ペントハウスの美しい住人シム・スリョンが徐々にドラマの中心に。
日本のドラマと違って、韓国ドラマはとにかくみんな熱いんですよね。
もう喜怒哀楽が激しくて、大きな声で騒ぐわ泣くわ暴れるわ・・・
慣れていない人は初めに引いてしまうかもしれませんが
ある意味わかりやすくてちょっと中毒性があるんです。
ペントハウスに出てくる人々も激しい人ばかりなんですが
スリョンさんは常に品があって穏やかでだれにでも優しい人で
キャラが濃い人たちの中で反対に気になる存在。
この人が動き出すことで隠された問題も謎も表に出てくることに。
視聴は後半戦になり謎がじわじわと解明してきましたが・・・
えええ？そうなるの？！という展開もあり目が離せません！
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